研究課題/領域番号 |
10671529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
金山 尚裕 浜松医科大学, 医学部, 教授 (70204550)
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研究分担者 |
徳永 直樹 浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (20283369)
住本 和博 浜松医科大学, 医学部, 助手 (30126817)
寺尾 俊彦 浜松医科大学, 副学長 (60022852)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 頚管熟化 / サイトカイン / インターロイキン-8 / DHA-S / 尿中トリプシンインヒビター / 陣痛発来 / ストレス / 頚管炎 / 早産 / p57kip2 / 子宮収縮 / ヘパリン / ヒアルロン酸 / インターロイキン-8レセプター / インターαトリプシンインヒビター |
研究概要 |
分娩現象を調節する方法としてサイトカインやそのインヒビターに注目し、それらを用いた頚管熟化促進剤および熟化抑制剤開発の基礎的検討を研究の目的とした。以下のことを明らかにした。 1、頚管熟化剤としてのインターロイキン-8(IL-8)の役割 各種サイトカイン坐薬投与による子宮収縮の変化を測定したところIL-8が子宮収縮を惹起せず有効に頚管熟化を引き起こすことが判明した。IL-8を予め投与後子宮収縮物質を投与すると有意に強い子宮収縮が発生した。IL-8の陣痛発来に対するpriming effectが見られた。またIL-8はヘパリン硫酸存在下ではその熟化作用が増強することを発見した。 2、IL-8レセプター発現機構の解明 妊娠後期に母体血中に上昇する胎児副腎由来のデハイドロエピアンドロステロン硫酸(DHA-S)が頚管細胞のIL-8レセプター発現亢進作用があることを明らかにした。 3、尿中トリプシンインヒビターの子宮収縮抑制機序 尿中トリプシンインヒビターが平滑筋収縮を抑制することを見出した。また尿中トリプシンインヒビターは炎症性サイトカインのインヒビターであることを見出し、これが頚管熟化の抑制を示すことを見出した。
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