研究課題/領域番号 |
10671535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木村 正 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90240845)
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研究分担者 |
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (30203897)
東 千尋 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20151061)
村田 雄二 大阪大学, 医学系研究科, 教授
橋本 一昌 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (80301266)
徳川 吉弘 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70283786)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 胎児中枢神経障害 / 胎児発育遅延(IUGR) / 酸化ストレス / 早産 / ノックアウトマウス / 8-oxoグアニン / Mut-T |
研究概要 |
妊娠後期から分娩時において、胎児に発生する中枢神経障害の背景因子の一つとして、胎児発育遅延(IUGR)がある。我々はその発生病理と酸化ストレスの関連を調べるために、羊水中、胎盤絨毛DNA中8-oxoguanine(8OHdG)量およびその代謝、排泄に関係する酵素Mut-T,Mut-Yの絨毛細胞中の量を正常妊娠、IUGR群で比較した。羊水中の8OhdG量はIUGR群で有意に低値であったが絨毛DNAな課では両群に差はなかった。一方Mut-T,Mut-Yの発現はIUGR群で有意に抑制されており、胎盤ではなく胎児そのものがなんらかの酸素ストレスにさらされている可能性を示唆した。この結果は現在投稿準備中である。もう一つの胎児に発生する中枢神経障害の背景因子として早産がある。我々は早産に関連する子宮側の要因としてオキシトシン受容体の早期発現をあげ、その発現を誘導する因子のクローニングを試みた。その結果、分娩時子宮筋に特異的に発現し、オキシトシン受容体遺伝子上流に結合する核蛋白hMafFをクローニングした。これはニワトリのMafFホモログであり転写調節領域を持たない。ロイシンジッパー構造を介して他の転写調節因子と会合するものと考えられた。また、早産の背景を探るためには動物実験モデルとしてノックアウトマウスが魅力的である。今まで様々な物質が分娩、早産に関与する、と報告されてきた。しかしそれらの物質の遺伝子欠損マウスを作成しても陣痛に関する異常はほとんどの場合おこらず早産研究に関してノックアウトマウスは必ずしもよいモデルではないことを文献的考察より明らかにした。以上より胎児に発生する中枢神経障害の背景因子について解明を行ったが胎児の脳そのものについてはさらに今後の研究課題である。
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