研究課題/領域番号 |
10671579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 自治医科大学看護短期大学 |
研究代表者 |
荒木 重雄 自治医大看護短大, 教授 (20102254)
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研究分担者 |
小池 俊光 自治医科大学, 医学部, 講師 (40291629)
佐山 雅昭 自治医科大学, 医学部, 講師 (80265264)
大谷 美和子 , 講師 (70258846)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ART / OHSS / 腹水還流 |
研究概要 |
補助生殖医療(ART)と呼ばれる高度生殖医療技術の普及に伴い、ゴナドトロピン製剤の使用量は急増し、重症化する卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の頻度が増加していることは重篤な問題であり、また早期に考えなければならない問題である。現在採卵した卵を全て凍結し、その後に胚移植を行う方法も取られているが、早急に望む患者にとっては時間的制限もプレッシャーとなる場合も多い。 私どもは、既に胚移植日の血中von Willebrand factor(vWF)値を指標に、重症OHSSの発症を感度80.0%、特異度93.8%で予測することに昨年成功し、今年度はこの指標のもとに重症OHSSの発症をどの程度軽減できるかを継続検討した。その結果、かなりの成績を上げ、更に重症OHSS化が危ぶまれる患者に対し、後述する方法を用いて早期に対応を行うことが可能となった。私どもが独自に開発した腹腔-肘静脈シャントを用いた腹水静脈持続還流療法により、重症OHSSを危機的状態から早期に回復させる治療法の臨床成績の検討を昨年度に引続き継続したところ、満足すべき結果が得られた。本治療の特色は、アルブミン製剤を用いず、自己蛋白を使用するため、血液製剤による副作用がなく、従来の治療法に比べ入院期間を2/3までに短縮できることである。医学的側面だけでなく経済的側面からも有用な方法であると確信し、国内のみならず、現在世界の不妊治療をリードしているESURE(ヨーロッパ不妊学会)等において発表し、その内容を評価された。
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