研究課題/領域番号 |
10671583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小池 修治 山形大学, 医学部, 助手 (10205297)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | めまい / 高齢者 / 24時間血圧 / 血圧日内変動 / 睡眠時無呼吸 / 起立性調節障害 / 低血圧 / 24時間血圧測定 |
研究概要 |
近年高齢化社会の進行や、ストレス過多の社会情勢を反映しめまいを主訴に耳鼻咽喉科を受珍する患者が増大している。こうした患者に対し、血圧日内変動の異常が見られるか?また難治性高血圧との関連が疑われている唾眠時無呼吸のとの関連があるのかを検討した。対象は、1998年年4月から2000年12月まで、山形大学耳鼻咽喉科をめまいを主訴に受診し、末梢前庭性疾患を除外しためまい患者136例(男性45例、女性91例)平均年齢58.5歳(16歳-86歳)である。全例とも通常の平衡機能検査を施行後、携帯型血圧計による24時間血圧測定は全例に、睡眠時無呼吸モニターは、問診により睡眠時無呼吸の合併が疑われた15例である。(1)24時間血圧測定の結果は、正常:50例、起立性調節障害、低血圧:62例Dipper:12例(morning surge 4例)、Non dipper:16例Extreme dipper:4例、Inverted dipper:4例であった。血圧日内変動の異常と、めまい症状の発現に関連があった。また、こうした患者に対して薬物治療を行った場合、めまい症状の改善と共に血圧日内変動の異常が改善するケースが多く、本法は治療効果判定に有用な検査であると考えられた。今後24時間血圧測定は、新たなるめまい検査としての可能性を示唆させる結果であた(2)睡眠時無呼吸と24時間血圧測定については、システムが複雑となり、ラインの混線や、誤操作が多く。また、睡眠時無呼吸モニターと携帯型血圧計の同時装着により、睡眠がかえって妨害されるとの患者の申し出が多く。新たなシステムを構築して再度検討する予定である。
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