研究課題/領域番号 |
10671596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
兵頭 政光 愛媛大学, 医学部, 助教授 (00181123)
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研究分担者 |
河北 誠二 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (60304606)
佐藤 英光 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (30187223)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 加齢 / 嚥下障害 / 咽頭食道透視検査 / 嚥下圧検査 / 咽頭クリアランス / 誤嚥 / 咽頭食道透視 / 嚥下圧伝搬障害 / ATPase染色 / 神経筋接合部 / 筋線維萎縮 / 嚥下圧 / 咽喉頭異常感症 / 咽喉食道透視検査 / 筋電図検査 |
研究概要 |
高齢者の嚥下動態を咽頭食道透視検査ならびに嚥下圧検査の観点から検討し、高齢者における嚥下障害発生のメカニズムに関して考察を加えた。 1.咽頭食道透視検査 咽喉頭異常感ないしは嚥下困難感を訴えて当科を受診した患者のうち、咽喉頭に器質的・機能的異常を認めなかった113例(40歳未満の若年群16例、40〜64歳の壮年群48例、65歳以上の加齢群39例)を対象とし、咽頭クリアランス能および咽頭流入および誤嚥の有無を検討した。 高齢者においては嚥下後に咽頭壁に造影剤が残存するクリアランス能の低下が明らかであった。また、加齢群では咽頭流入および誤嚥が他の群に比して高頻度であった。 2.嚥下圧検査 対象は64歳未満の若壮年群14例および65歳以上の加齢群35例とした。経鼻的に挿入した圧トランスデューサーを用いて、軟口蓋から頚部食道までの嚥下圧をstation pull-through法により測定した。 若壮年群および加齢群のいずれにおいても嚥下圧波は明瞭に認められ、食道入口部の平圧化も良好であった。しかし、若壮年群では嚥下圧値が正常範囲よりも低下した例はなかったのに対し、加齢群では圧低下症例が34%を占めた。 本研究では加齢により咽頭クリアランスの低下が見られることが明らかとなった。これは嚥下の予備能力の低下を意味し、不顕性誤嚥にもつながる。一方、嚥下圧検査では高齢者の嚥下圧が低下することも明らかになった。以上の結果は加齢による嚥下関与筋の機能低下に加えて、喉頭の下降など解剖学的構造の変化によるところが大きいものと考える
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