研究課題/領域番号 |
10671605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
佃 守 横浜市立大学, 医学部, 教授 (70142370)
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研究分担者 |
持松 いづみ (持松 いずみ) 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (10166332)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | IL-2 / 遺伝子治療 / 頭頸部癌 / 基礎的検討 |
研究概要 |
頭頸部進行癌の予後は悪く、従来の集学的治療法にも限界がある。頭頸部進行癌患者の細胞性免疫能は低下し、この免疫能破綻も進行癌の予後悪化因子の一つである。今までに、この領域の進行癌に免疫療法が有効あることが判明している。そこで細胞性免疫カスケードのKeyとなるサイトカインIL-2に着目し、IL-2遺伝子療法の可能性を追求した。 Helpes Simlex Virus(HSV)をベクターとしてヒトIL-2遺伝子を頭頸部癌細胞の一つであるKB細胞にトランスフェクションし(KB/IL-2細胞)のin vitro、また移植したヌードマウスのin vivoでIL-2遺伝子発現、IL-2産生を確認した。KB/IL-2細胞移植ヌードマウスの脾臓細胞のYAC-1、KB細胞に対する抗腫瘍性は、無処理マウス、KB細胞を移植したマウスからの脾臓細胞と比較して増強していた。KB/IL-2細胞移植ヌードマウスの血清中にはINF-γが誘導されており、このKB/IL-2細胞移植ヌードマウスの亢進した細胞障害活性はこのIFN-γとIL-2遺伝子からのIL-2によって主にNK細胞によって担われていることが判明した。中和実験として抗Asialo-GM1抗体処理、抗IL-2抗体処理を行うとこの抗腫瘍性は抑制された。つぎに放射線照射した(20Gy)KB/IL-2細胞を用いて造腫瘍実験また生存率を検討し、明らかにKB/IL-2細胞が移植されたマウスでは腫瘍増殖が抑制され、さらに生存率が延長していた。またKB/IL-2細胞を移植した腫瘍周辺にはAsialo-GM1陽性細胞が集積していた。さらに外因性のIL-12投与と相乗作用的に抗腫瘍効果を認めた。
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