研究課題/領域番号 |
10671636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 富山医科薬科大学 |
研究代表者 |
早坂 征次 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (00004961)
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研究分担者 |
長木 康典 富山医科薬科大学, 附属病院, 助手 (00272914)
開 繁義 富山医科薬科大学, 附属病院, 講師 (40181151)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 柴苓湯 / 白内障 / 黄連解毒湯 / プロスタグランジンE_2 / リポポリサッカライド / ぶどう膜炎 / 洗肝明目湯 / 漢方薬 / 前房内フレア値 / 白内障術後 / 漢方薬(和漢薬) / 黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ) / リポポリサッカライド(エンドトキシン) / 眼内炎症 / 前房内蛋白濃度 / 柴苓湯(サイレイトウ) |
研究概要 |
我々は今回の科学研究費で、漢方薬による眼炎症性疾患に対する基礎的・臨床的研究を行った。まず基礎的研究では、リポポリサッカライド(LPS)とプロスタグランジンE2_2(PGE_2)で惹起した眼内炎症に対する漢方薬(黄連解毒湯・洗肝明目湯・柴苓湯)の抑制効果を調べた。黄連解毒湯・洗肝明目湯・柴苓湯はLPS惹起眼内炎を抑制し、さらに黄連解毒湯・洗肝明目湯がPGE_2惹起眼内炎を抑制することを明らかとした(American Journal of Chinese Medicine,in press)。さらに黄連解毒湯湯・洗肝明目湯・柴苓湯に共通して含有される生薬である、オウゴンとその含有成分である、baicalein, baicalin, wogoninがLPS惹起眼内炎をよkすることを明らかとした(Japanese Journal of Ophthalmology, in press)。臨床研究では、ヒト白内障術後眼内炎を葛根湯と黄連解毒湯が抑制することを明らかとした(Journal of Ocular Pharmacology and Therapeutics, in press)。これらの基礎的・臨床的研究によって眼炎症性疾患に対する漢方薬を用いた新しい治療法を発見した。
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