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斜視外眼筋組織の特異的cDNAの分離

研究課題

研究課題/領域番号 10671644
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関岡山大学

研究代表者

大月 洋  岡山大学, 医学部, 教授 (70093672)

研究分担者 長谷部 聡  岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (20263577)
松尾 俊彦  岡山大学, 医学部・附属病院, 講師 (90211565)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード斜視 / 外眼筋 / cDNA / CDNA / 乳児内斜視
研究概要

斜視の原因を分子生物学的に解明するために、本人、ならびに患者の家族の同意を得た上で、乳児内斜視の外眼筋の組織に特異的に発現する。cDNAを分離し遺伝子を検索する研究を行った。まず乳児内斜視、および間欠性外斜視の症例を対象に、斜視手術の際に得られた外眼筋を凍結破砕し、筋からmRNAを抽出した(Invitrogen,Fast Track2.0)。ついでmRNAからcDNAを合成し、乳児内斜視のcDNAに2種類のアダプターをつけ間欠性外斜視のcDNAとハイブリダイズさせた後、アダプターに相補的なプライマーを用いてポリメラーゼ連鎖反応を2回行い、乳児内斜視に存在するcDNAを増幅した(CLONTECH,PCR-Select)。PCR産物をゲル上で電気泳動したところ100〜500塩基対に広がるスメアが得られた。そのうち150塩基対の部位に明らかなバンドが認められた。このPCR産物を(pCRII-TOPO)に挿入し、形質転換を行い(Invitrogen,TOPO TA Cloninb)、Plasmid Mini preparation(Qiagen)を用いてプラスミドDNAを抽出し計240個のクローンを単離した。PCR産物(cDNA)を解析するために、乳児内斜視および間欠性外斜視の外眼筋から抽出したmRNAをナイロンメンブレン(Amersham,Hybond-N+)にドットプロット用96穴吸引装置(BIORAD)を用いてスポットし、アルカリフォスファターゼをラベリングしたcDNAをプローブとしてハイブリダイズさせ、高感度基質CD-starで乳児内斜視の外眼筋に特異的に発現するクローンを検出した(Amersham,Gene images)。単離した10個のクローンの塩基配列を蛍光自動シークエンサー(Perkin Elmer,ABI Prism 310)を用いて決定し、データーベース(BLAST)でホモロジーを検索した。単離したクローンは158から414塩基対でこのうち414塩基対のクローンはホモロジーのない未知の遺伝子であった。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 松尾俊彦: "斜視の原因"あたらしい眼科. 16・12. 1641-1647 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshihiko Matsuo: "Pathogenesis of comitant strabismus".Atarashii Gannka (J. Eye). Vol 16 No.12. 1641-1647 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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