研究課題/領域番号 |
10671714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
梶原 景正 東海大学, 総合医学研究所, 講師 (00204397)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | DiGeorge症候群 / c-Ets1 / craniofacial development / Sez12 / レチノイン酸 / gene targeting / ganglioside / ノックアウトマウス / 神経冠細胞 |
研究概要 |
1.Sez12染色体マッピングおよびヒト染色体とのリンケージ マイクロサテライトを用いた解析により、Sez12はマウス第16番染色体テロメアの隣接領域に存在していた。この領域はDiGeorge症候群患者の遺伝子欠損領域との間で高い相同性を示す。 2.マウス発生段階におけるSez12遺伝子発現 RNA blot解析で、さらにwhole-mount in situでもSez12 mRNAは器官形成期のマウス胚の頭部顔面領域で、他の領域よりその発現量が増加していた。特にfirst branchialarchおよびtelencephalonにおけるSez12 mRNAレベルの上昇が認められた。 3.Sez12プロモータ領域の同定およびその機能解析 Sez12の5'隣接ゲノムDNA断片をクラグGFP遺伝子の上流に挿入し、マウス線維芽細胞NIH3T3に導入し、蛍光シグナルを検討した。Sez12プロモータ活性には上流273bpの塩基配列が必須であった。またレチノイン酸投与により蛍光シグナルの強度が増加した。塩基配列を検討したところ、転写因子c-Ets1のコンセンサス配列が転写開始点から上流約25bpに存在し、このような発現動態を引き起こしていた。 4.Sez12遺伝子産物に関連するシグナル伝達経路 アフリカツメガエル卵母細胞にSez12タンパク質を発現させ、電気生理学的に検討した。Sez12タンパク質へのリガンドとしては、情報伝達に関わる糖脂質であるgangliosideを用いた。未処理卵母細胞でも、gangliosideをリガンドとしたシグナル伝達経路が存在することを確認後、Sez12 mRNA導入卵母細胞では、gangliosideにより未処理卵母細胞の約3倍大きな内向き電流を観察できた。 5.Sez12ノックアウトマウスの作製およびその解析 ES細胞での標的遺伝子ノックアウトによるSez12変異マウス作製を試みており、キメラマウスのgerm line transmissionを確認中である。現時点ではキメラマウスに形態異常など認められない。今後ノックアウトマウスを作製し、形態学的・組織学的検討を行う予定である。
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