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歯胚を用いた細胞接着分子による細胞周期の制御機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671724
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

岩瀬 峰代  神奈川歯大, 歯学部, 助手 (30155048)

研究分担者 高橋 理  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (70163243)
田村 妥江子  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (80267509)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードインテグリン / 細胞外基質 / 細胞分化 / 細胞周期 / p21 / マウス歯胚
研究概要

【目的および方法】 歯胚形成は形態を規定するための細胞増殖、分化が秩序だって観察される。我々は歯胚を用いて、細胞外基質および細胞接着分子が細胞分化に関与していることを明らかにした。本研究ではさらに詳細な検討のために細胞周期進行を制御し、細胞分化の開始に関与するサイクリン依存性キナーゼ不活化因子の局在と接着分子の局在との関連を胎生12日から生後4日目のICR系マウス下顎第一臼歯歯胚を用いて免疫組織化学的に検索した。
【結果および考察】 サイクリン依存性キナーゼ不活化因子の一つp21は前象牙芽細胞および内エナメル上皮細胞の核に陽性反応が観察された。また、p21の陽性反応の観察される前象牙芽細胞と内エナメル上皮細胞の細胞膜に細胞接着分子の一つインテグリンβlが、またそれらの間の基底膜に細胞外基質であるフィブロネクチンの集積が観察された。さらに細胞分化が進行するとp21の陽性反応は観察されなくなり、極性化した象牙芽細胞、象牙芽細胞、前エナメル芽細胞に象牙質の細胞外基質の一つデンティンシアロフォスフォプロテイン(DSPP)の遺伝子発現が観察された。以上の結果より細胞外基質および細胞接着分子がp21の発現に関与し、p21の発現が細胞周期の停止と象牙芽細胞の最終産物であるDSPPの産生に関与している可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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