研究課題/領域番号 |
10671761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 日本歯科大学新潟短期大学 |
研究代表者 |
伊勢村 知子 日本歯科大学新潟短期大学, 教授 (10112963)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 唾液 / 高プロリン / P-B / PBII / AB031740 / 第4染色体 / 歯胚 / 顎下腺 / 高プロリン蛋白質 / ウシ / 幼若エナメル質 / ヒト / 高プロリン含有蛋白質 / PBI / 遺伝子座 / 第四染色体 / ゲノムDNA |
研究概要 |
1.ヒト唾液高プロリン蛋白質P-Bをコードする遺伝子をPCRクローニングし、PBIIと命名した。塩基配列をDDBJに登録しアクセッション番号AB031740を得た。PBIIはATリッチ遺伝子であり3個のエキソンを含む。また研究代表者が以前クローニングしたP-B関連遺伝子PBIと全領域にわたって高いホモロジーを有する。エキソン2は両遺伝子で完全に一致する。分子中央部すなわちイントロン2でのホモロジーはやや低い。PBIIのエキソン3はPBIのものより長いがPBIIの遺伝子産物P-BはPBIの仮想遺伝子産物P-BIより短い。 これはPBIに於いて終止コドンの位置がPBIIの場合より3'側へシフトしている為である。PBIとPBIIは同じ遺伝子ファミリーに属していると考えられるが、PBIIの転写産物(P-BmRNA)のみがヒト顎下腺に存在する。 2.PBIIはStanford G3 Radiation Hybrid PanelとPBII由来プライマーを用いるPCRによって、第4染色体長腕にマップされた。PBII遺伝子の近傍には唾液蛋白質であるヒスタチンやスタセリン、涙の高プロリン蛋白質、同族遺伝子であるPBIがマップされている。 3.ウシ顎下腺、歯胚、歯髄のmRNA中にP-BmRNAが存在することをPCRによって確認した。ウシ幼若エナメル質中にP-BとN末57残基が同一な蛋白質の存在が報告されているが、この蛋白質は歯胚に於いて合成されていると考えられる。なお、ウシ幼若エナメル質中に多量に存在する血清アルブミンのmRNAは歯胚clDNAをテンプレートとするPCRでほとんど増幅されなかった。P-Bの合成についてさらに多くの臓器を調べることによって、その生理的役割の予測が可能になることが期待出来る。
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