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口腔偏平上皮癌の腫瘍増殖因子および生体の免疫能に対する放射線・化学療法の影響

研究課題

研究課題/領域番号 10671776
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関奥羽大学

研究代表者

佐藤 篤  奥羽大学, 歯学部・口腔外科第I講座 (30192090)

研究分担者 渡辺 真喜子  奥羽大学, 歯学部・口腔外科第I講座, 助手 (70306091)
落合 政幸  奥羽大学, 歯学部・口腔外科第I講座, 助手 (40285713)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード偏平上皮癌細胞株(NA) / ペプレオマイシン / アポトーシス / IL-1α / TNF-α / IFN-γ / IL-2 / IL-6
研究概要

1, 扁平上皮癌細胞株(NA)の培養、増殖曲線について
10%FCS+Eagle′sMEM培地に約2X10^4個/mlの細胞をまき、培養を開始する。細胞数は、平均で2日目2.6X10^4個/ml、3日目6.3X10^5個/ml、4日目4.2X10^6/ml、5日目5、2X10^6個/mlとなった。トライパンブルー染色にて死細胞の割合を確認すると3日目、4日目は10%以下で、5日目以降死細胞の割合は著しく増加した。本実験では、細胞増殖の盛んな培養3日目のものを選択した。
2, NA細胞に与えるペプレオマイシン(PEP)の影響
扁平上皮癌に対する代表的抗癌剤であるPEPを種々の濃度で培養細胞にエキスポージャー後、12、24時間で培養細胞に与えるPEPの影響を検討した。その結果、100mcg濃度のPEPで細胞は早期の段階ですべて死滅した。lmcg、10mcgPEP濃度で細胞のアポトーシスが認められた。0.01mcg以下の濃度では変化は認められなかった。アポトーシスはDNA電気泳動によるラダーの検出で判定した。
3, NA細胞培養液中の各種サイトカインの濃度とPEPの影響
同様にPEPで12時間エキスポージャー後の培養液中の各種サイトカイン量を測定した。0,1〜10mcgPEP濃度でほぼ濃度依存性にIL-1α、TNF-α、IFN-γの増加傾向が認められた。IL-2、IL-6については変化は認められなかった。
なお、腫瘍細胞の増殖に関与するとされるTGF-β、IL-12については今後検討する予定である。また、培養液中のサイトカインの増加が細胞の破壊によるものか、リリースによるものか区別するため、mRNA発現について今後検討したい。さらに宿主の免疫機構の変化を検討するため、NA細胞移植マウスについて今後同様の検討を加えたい。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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