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歯髄石灰化におけるCa代謝の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671805
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

江面 晃  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助教授 (40130653)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード骨粗鬆症 / 歯髄腔の狭窄 / 根管の狭窄 / カルシウム・リン欠乏飼料 / エネルギー分散型X線分析装置 / 歯髄石灰化 / カルシウム代謝 / 歯髄結石 / 根管狭窄 / カルシウム欠乏飼料 / ビタミンD欠乏餌 / 歯髄腫狭窄
研究概要

長期の血液透析患者では,歯髄腔や根管の狭窄が通常より多く発生することがデンタルX線写真より確認された.長期の血液透析では,透析によりカルシウムとリンの減少をきたすことがある.そこでカルシウム代謝が歯髄腔の狭窄,歯髄の石灰化におよぼす影響を検索するため,ラットを用いて実験的に骨粗鬆症を惹起させ,歯髄腔の狭窄の状態および根管象牙質のカルシウム・リンの定量を行い,次のような結果を得た.
1.生後15週令のラットをカルシウム・リン欠乏飼料で10週間飼育することで,実験的骨粗鬆症を惹起することができた.
2.下顎骨の薄切研磨標本を作製して,下顎第一大臼歯の歯根中央部と根管口部の根管幅を測定し,根管狭窄状態を調べた.カルシウム・リン欠乏飼料飼育群と通常飼料飼育群の間には統計的な差は認められなかった.
3.根尖部,根管口部,天蓋部のカルシウムとリンの定量をエネルギー分散型X線分析装置を用いて行った.
両群のいずれも根管口部でカルシウム,リンの含有量がやや多く,カルシウムとリンの含有比はほぼ一定であった.
4.2および3の諸結果から骨粗鬆症と歯髄腔の狭窄,歯髄の石灰化との関係を解明することはできなかった.
今後,標準試料を用いた分析やEPMAによる分析および共焦点レーザー顕微鏡やマイクロCTによる歯髄および歯髄腔を立体的な観察により狭窄,石灰化の動向が明らかになると考えている.さらに,歯髄に対する副甲状腺ホルモンとカルシトニン等の生化学的に解明するために必要であろう.

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1999-03-31   更新日: 2016-04-21  

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