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加齢と骨粗鬆症による骨質の変化が生体材料周囲組織に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 10671831
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

市川 哲雄  徳島大学, 歯学部, 教授 (90193432)

研究分担者 岡 謙次  徳島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (40253215)
蟹谷 英生  徳島大学, 歯学部, 助手 (10294711)
河野 文昭  徳島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (60195120)
齋賀 美幸 (野田 美幸)  徳島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80274231)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード歯科インプラント / インプラント-骨界面 / 骨粗鬆症 / ハイドロキシアパタイト / チタン / 老齢 / インプラント / インプラント周囲骨 / アパタイト
研究概要

本研究では,脛骨にインプラントを埋入した後卵巣摘出を行い,骨粗髭症を発症したラットにおけるインプラント周囲骨組織の経時的変化を観察した.経産の30-32週齢ウィスター系の雌性ラットを用いた.まず,円柱状のハイドロキシアパタイト(HA)および純チタン(Ti)を64匹のラットに埋入した.6週間後,28匹は卵巣摘出(OVX)を,26匹は偽手術(sham)を行い,残り10匹はコントロールとしてこの時点で処理した.OVXおよびsham群は4,8,16週後のインプラント周囲組織を組織学的に観察した.その結果,以下のような知見が得られた.
1)OVX群の体重は,sham群のそれと比べて,著しく増加した.また,大腿骨近位端の海綿骨量は,sham群のそれと比べて有意に減少した.このことは,この実験モデルが骨粗髭症の病態を反映するものであると考えられた.
2)HA埋入群では,海綿骨における骨梁が,OVX群ではSham群に比較して減少したが,16週後においても観察された.しかし,インプラントと骨との界面に結合組織が観察され,それは経時的に大きくなる傾向にあった.
3)一方,Ti埋入群では,海綿骨における骨梁が,OVX群においてはほとんど観察されなくなった.しかし,インプラント周囲を取り巻く骨は存在し,その骨幅は,経時的に増加する傾向にあった.
このようなことから,骨粗髭症を発症した場合のインプラント骨界面における骨反応は,HAとTiでは大きく異なることが示された.

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 川本苗子: "骨粗鬆症ラットにおけるインプラント周囲骨組織の経時的変化-インプラント埋入後に骨粗鬆症を発症した場合-"四国歯学会雑誌. 12. 173-188 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Naeko Kawamoto: "Chronological change in the bone structure around implants in rats with osteoporosis : a case of osteoporosis induced after implantation"Shikoku Dental Research. 10(1). 1-10 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 川本苗子: "骨粗鬆症ラットにおけるインプラント周囲骨組織の経時的変化-インプラント埋入後に骨粗鬆症を発症した場合-"四国歯学会雑誌. 12・1. 173-188 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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