研究課題/領域番号 |
10671842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
藤沢 盛一郎 明海大学, 歯学部, 教授 (40014162)
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研究分担者 |
門磨 義則 東京医科歯科大学, 生体工学研究所, 助教授 (00092403)
村上 幸生 明海大学, 歯学部, 助手 (00286014)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 重合開始ラジカル / 抗酸化剤 / ユージノール / ラジカル捕捉 / ポリマーラジカル / 二量体 / 細胞障害性 / 活性酸素 / 2-アリル-4-メトキシフェノール / フェノキシルラジカル / DPPHラジカル / オルトビスフェノール / ラジカル禁止効果 / フェノールラジカル / アゾビスイソブチロニトリル / カップリング化 |
研究概要 |
歯科用重合開始ラジカルの細胞障害性を、カンファキノン(CQ)、ベンジル、9-フルオレノンを用いて検討した。歯髄線維芽細胞、歯肉線維芽細胞に対してCQが最も障害性が小さく、9-フルオレノンが最も大きかった。口腔唾液腺癌細胞のHSG細胞でも同様な結果が得られたが、正常細胞に較べ癌細胞はラジカルに対する感受性が著しく大きかった。開始ラジカルのモノマー(triethyleneglycoldimethacrylate)の重合性はCQが最も高かった。CQは優れた開始剤であった。ラジカル捕捉能をフェノール誘導体(ユージノールなどメトキシフェノール類)で調べた。種々のオルト2量体(bis-eugenol,bis-MMP,bis-BHA,bis-BMP)と単量体とを比較した。開始ラジカルを過酸化ベンゾイルで行うと、ラジカル捕捉能は2量体特にBHAの2量体が、ポリマーラジカルとの相互作用は単量体BMP(2-tert-butyl-4-methylphenol)が大きく、構造-活性関係が成立した。2-allyl-4-X-phenolについても検討した。2-allyl-4-methoxyphenolが優れた活性を示した。開始剤ラジカルと抗酸化剤の相互作用は複雑で抗酸化剤によりラジカルが捕捉されても、抗酸化剤自身がラジカルとなり、また細胞膜中では酸素を励起し活性酸素を産生させ,アポトシスを誘発し、細胞障害性を惹起することが明らかになった。
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