研究課題/領域番号 |
10671913
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
吉田 和市 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (50200978)
|
研究分担者 |
丸山 久雄 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20308315)
神田 元彦 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (40277900)
大澤 昭義 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (90084748)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | ischemia / reperfusion / induced hypotension / intravenous anesthetics / myocardial protection / infarct size / nicardipine / nitroglycerine / ATP / cardioprotetion / propofol / thiopental / ketamine / verapamil / ischemic preconditioning / KATP channel / sevoflurane / xylazine / gllbenclamide |
研究概要 |
ketamine/xylazine麻酔をcontrolにした場合、propofol/ketamine全身麻酔下においてischemia/reperfusionにより生じるhemodynamicsの変化、infarct sizeを観察した。その結果、ハロタン、セボフルランなどで見られる心筋梗塞域の縮小効果は認められなかった。循環動態の観察から揮発性吸入麻酔薬のほうが静脈麻酔薬で維持した場合より血圧およびRPPが低い傾向にあるため心筋保護効果に血圧の低下の関与の可能性がある。そこで本研究では低血圧を引き起こすカルシウム拮抗薬であるニカルジピンおよびベラパミをketamine/xylazine麻酔下で点滴静注し、心筋保護効果が認められるかをさらに検討した。その結果、infarct sizeはベラパミルを虚血5分前に投与した群においてのみcontrol群に比較し有意に縮小した。また、ニカルジピンは再灌流不整脈の発現以前に投与を開始した群においてその発生頻度を有意に抑制した。また、ATP群ではinfarct size/area at riskはcontrol群に比較して有意に縮小した。以上よりATPによる低血圧は心筋虚血再灌流障害を増悪させることはなく、心筋に保護的に作用する可能性が示唆された。
|