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ニフェジピン歯肉増殖発症機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 10671974
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関朝日大学

研究代表者

白木 雅文  朝日大学, 歯学部, 助教授 (70121324)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードニフェジピン / 歯肉増殖 / グリコサミノグリカン
研究概要

1.ニフェジピンと歯肉増殖との因果関係を細胞外マトリックスの主成分であるグリコサミノグリカン(GAG)に注目し、生化学的に解明するのが目的である。
2.実験動物は生後20日齢の雄、Fischer系SPFラットを用いた。対照群は普通粉末飼料を自由摂取させ、実験群1(NF250)は普通粉末飼料に1kgあたりニフェジピン粉末を250mgを添加し自由摂取させ、実験群2(NF500)は普通粉末飼料1kgあたりニフェジピン粉末を500mgを添加し、自由摂取させ歯肉増殖を起こした。ニフェジピン投与ラットの増殖歯肉ならびにニフェジピン非投与ラット歯肉からGAGを抽出し、その後セルロースアセテート膜電気泳動法とクロマトスキャナーによりGAGの定性、定量を行い両者のGAGを比較した。
3.抽出した両者のGAGとして、ヒアルロン酸、ヘパラン硫酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸に相当する画分が濃染され、歯肉中には4種のGAGが含まれることが確認された。
4.各GAGを定量した結果、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸が主要GAG成分であり、ヘパラン硫酸とコンドロイチン硫酸は微量成分であった。総GAG量はNF5000>NF250対照群の順であり、対照群と比較してNF250で約2倍、NF500で約5倍増加していた。各GAG画分量では、ヒアルロン酸は、NF250では対照群の約3倍、NF500では約7倍増加していた。一方デルマタン硫酸は、NF250では対照群の約1.6倍、NF500では約4倍増加していた。このようにヒアルロン酸とデルマタン硫酸はNF250ならびにNF500では対照群と比較して増加が顕著であった。ヘパラン硫酸とコンドロイチン硫酸でも、対照群よりNF250ならびにNF500において微増傾向を示した。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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