研究課題/領域番号 |
10672015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
清水 猛 理化学研究所, 有機合成化学研究室, 先任研究員 (80087569)
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研究分担者 |
坂本 康治 理化学研究所, 有機合成化学研究室, 研究員 (60280723)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | クロロメタンスルフォネート / モノクレート / 水酸基の反転反応 / 炭素ー炭素結合の転位反応 / アジド / 炭素ー窒素結合形成反応 / ニトリル / 環状エーテルの転位ー環拡大反応 / テトラヒドロピラン / 炭素-炭素結合形成反応 / 環状エーテルの転位-環拡大反応 / オキセパン / ビシクロオキソニウムイオン / 二級水酸基の反転反応 / 炭素-窒素結合形成反応 / 炭素-炭素結合の転位反応 |
研究概要 |
メタンスルホネート[ROSO_2CH_3;略名:メシレート(ROMs)]およびトリフルオロメタンスルホネート[ROSO_2CF_3;略名:トリフレート(ROTf)]は有機合成上最も頻繁に用いられている脱離基であるが、複雑な官能基を有する天然物の合成に応用する上でメシレートは立体障害がある場合はその安定性故に低反応性となり、またトリフレートは高反応性故に不安定という欠点を有している。ノシレートやブロシレートが中間の反応速度を示しているが顕著な反応性を示した報告は無い。我々はメシレートおよびトリフレートの欠点を補う化合物として合成的にほとんど用いられていないモノクレートの反応性に着目し検討する事にした。 その結果、モノクレートを用いる有用反応として以下の4種の反応を開発することができた。すなわち、(I)二級水酸基の高率的反転反応、(II)反転したアジドおよびニトリルの合成、(III)環状エーテルの転位ー環拡大反応および(IV)アルキル基の効率的転位反応である。
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