研究課題/領域番号 |
10672032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
萩中 淳 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (20164759)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | プラスチック抗体 / モレキュラーインプリント / プロプラノロール / ナプロキセン / 生体試料 |
研究概要 |
粒子径単分散モレキュラーインプリントポリマーの調製は、テンプレート分子として(S)-ナプロキセンおよび(S)-プロプラノロールを用い、機能性モノマーとしてそれぞれ4-ビニルピリジンおよびメタクリル酸、架橋剤としていづれもエチレンジメタクリレートを用い、多段階膨潤重合法により行った。重合は、アゾビスジメチルバレロニトリルを開始剤として用い、50℃で行った。表面親水化は、重合開始4時間後に過硫酸カリウム、グリセリンモノメタクリレート(GMMA)およびグリセリンジメタクリレート(GDMA)を70℃で添加して行った。GMMA : GDMA=5:5において、BSAの回収率はほぼ100%であった。表面親水化を行った充填剤は、表面親水化を行わない充填剤と比較して、種々の化合物の保持時間が短くなる傾向を示したが、(S)-プロプラノロールは選択的に保持された。これらのことから、表面修飾によって粒子表面が選択的に親水化されていることが明らかとなった。さらに、(S)-ナプロキセンおよび(S)-プロプラノロールをインプリントしたポリマーをプレカラムとして用い、血清中のこれら薬物の直接注入分析を検討した。しかしながら、微量のこれら薬物の分析においては、テンプレート分子のポリマーからの溶出がおこり、微量のこれら薬物の分析には適用できなかった。そこで、類縁化合物である(S)-イブプロフェンあるいは(S)-ピンドロールをインプリントしたポリマーを用いる選択的濃縮を検討したところ良好な結果が得られた。現在、これら薬物および代謝物を含めた一斉分析を検討中である。
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