研究課題/領域番号 |
10672045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
稲垣 直樹 岐阜薬科大学, 医学部, 助教授 (30137062)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | Bruton's / BtK / IgE / アレルギー反応 / XID マウス / Bruton's tyrosine kinase / Btk / XIDマウス / ブルトン型チロシンキナーゼ / CBA / Nマウス / XID |
研究概要 |
Bruton's tyrosine kinase(BtK)のアレルギー反応における役割を解明するため、CBA/JおよびCBA/Nマウス、およびCBA/JとCBA/NとのF1マウスを用い、前年度に引き続いてアレルギー性皮膚反応を比較検討した。また、培養ヒト肥満細胞を用い、IgE依存性のメディエーターの産生遊離におけるBtKの役割を検討した。感作マウスの耳殻にDNFBを塗布すると、1時間後、24時間後、および8日後に極値を有する三相性の耳殻腫脹が出現する。雄性F1マウスでは、第一相、第二相の腫脹のみならず、第三相の腫脹にも減弱が認められた。OAで免疫したCBA/Nマウスでは、CBA/Jマウスに比し、血中IgMは明らかに低値を示すが、血中IgEは明らかに高値を示した。また、LPSで誘発するTNF-α、IL-1βおよびIL-6産生にはCBA/JおよびCBA/Nマウス間に差は認められなかった。したがって、マクロファージー系細胞の活性化にBtKはほとんど関与しないが、肥満細胞の活性化には役割を演じ、このため三相性反応が影響を受けるものと推定される。また、IgM産生、IgE産生に対するBtKの関与の程度は等しくないと考えられる。培養ヒト肥満細胞はIgE依存性刺激によって種々のメディエーターを産生遊離する。BtKに対するantisense olignucleotideを用いてhistamine遊離およびGM-CST産生に対する影響を検討したが、明らかな変化を認めなかった。実験方法を含め、再度検討することが必要であると考えられる。
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