研究課題/領域番号 |
10672113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境系薬学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山中 健三 日本大学, 薬学部, 講師 (50182572)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 過酸化ラジカル / 皮膚発癌 / 発癌プロモーション / 光化学 |
研究概要 |
昨年度の研究では、(CH_3)_2AsI-光照射によりジメチルヒ素過酸化ラジカル((CH_3)_2AsOO・)が容易に生成できることを確認した。本年度は、マウス皮膚発癌実験モデルを利用し、この(CH_3)_2AsOO・の皮膚発癌形成過程に対する影響を中心に検討した。以下、得られた結果を示す。 1.マウス皮膚に塗布した(CH_3)_2AsIを微量紫外線照射し、(CH_3)_2AsOO・を皮膚内で発生させることで、皮膚発癌initiation作用を検討したところ、強力なinitiation作用は認められなかったが、発癌promotion作用は認められた。 2.上記1で述べたように、(CH_3)_2AsOO・自身において発癌promotion作用を有することを明らかにしたが、他のプロモーター(微量紫外線など)と(CH_3)_2AsOO・を併用した場合、発癌promotionにおいて相加効果が認められたことから、両プロモーターの作用機序が異なることが予想された。 3.(CH_3)_2AsOO・による発癌promotionおよびprogression作用機序を解明するために、Balb/3T3clone A 31-1-1細胞を用いたin vitro試験法を確立した。(CH_3)_2AsOO・による発癌promotionおよびprogression作用に関して、上記1、2で述べたin vivo試験と同様な結果がこのin vitro試験法により得られた。
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