研究課題/領域番号 |
10672172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
西堀 眞弘 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60189305)
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研究分担者 |
渡辺 清明 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (20101983)
伊藤 機一 神奈川県立衛生短期大学, 衛生技術科, 教授 (00147175)
大場 康寛 近畿大学, ライフサイエンス研究所, 教授 (00122028)
田中 博 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60155158)
櫻林 郁之介 自治医科大学, 大宮医療センター, 教授 (80049056)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 臨床検査 / 形態学的検査 / インターネット / デジタル画像 / コントロールサーベイ / 精度管理 |
研究概要 |
1.インターネットを介して判定用画像を配布し形態検査のコントロールサーベイを実施することの妥当性を検証するため、29名の研究協力者を加えて、一般検査、血液検査、微生物検査、免疫血清検査、生理検査、病理細胞診の各分野の典型画像を収集し、平成10年9月16日〜17日に各種端末装置で表示させて画質の評価を行った。また試作中の超高精細液晶表示装置を借用し、平成10年10月29日に追加実験を行った。 2.その結果、多くはスライド写真とくらべ遜色のない画質が得られ、十分実用的であることが確かめられたが、一部はより高い解像度を必要とすることが明かとなった。その一方で、表示装置に予想以上の機種間差を認め色の再現性の相違などが判定あるいは診断に重大な影響を及ぼす恐れがあることが明らかになった。 3.そこで急遽研究計画を変更し。「診断等価性」という独自概念を導入することにより、その問題に対する技術的解決策を開発し、平成11年7月29日に研究代表者名で特許出願した。 4.その問題は臨床検査領域だけに限られず、医療全体にかかわると考え、平成11年5月8日・9日に「第1回デジタル医用画像の「色」シンポジウム」を共催した。その結果、本研究班が中心となって、「第2回デジタル生体医用画像の「色」シンポジウム」を企画すると共に、新たにデジタルバイオカラー研究会の設立を企画・推進し、経緯を研究会ホームページ(http://biocolor.umin.ac.jp/)で公開した。 5.30名の研究協力者を加えて、一般検査、寄生虫検査、血液検査、染色体検査、微生物検査、免疫血清検査、生理検査、病理細胞診の各分野の典型画像を収集し、平成11年12月から平成12年2月にかけて、第3回形態検査インターネットサーベイを実施した。 6.これら研究成果を国内外の学会や学術雑誌あるいは専門医会誌で発表・展示するとともに、詳細に研究班ホームページ(http://survey.umin.ac.jp/)で公開した。
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