研究課題/領域番号 |
10672227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
河合 千恵子 久留米大学, 医学部, 教授 (80091114)
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研究分担者 |
森本 紀巳子 久留米大学, 医学部, 講師 (80268953)
的場 恒孝 久留米大学, 医学部, 教授 (80080670)
井形 英代 School of Nursing, Kurume University Assistant (30299408)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 視覚 / 情報 / 看護教育 / 観察技術 / nursing / nurse |
研究概要 |
看護者が看護を行う時、「患者を観察する」という情報収集から始まる。この観察は看護の質を左右する重要なものである。本研究では全感覚情報の70%以上を占めると言われている視覚に注目し、看護婦と看護学生(1、2、4年生)の視覚情報の取り込みについて比較検討した。 方法は、被験者の看護婦、看護学生に一つの看護場面をスクリーンに投影し観察させた。測定は、刺激に対する眼球運動から注視時間・注視回数が測定可能な装置{アイマークレコーダー(7型;ナック社)、両眼眼球運動測定装置(竹井機器)}を用いた。また観察直後に観察の記録を行った。 結果は、1.観察場面を観たとき看護婦、看護学生とも観察時間を限定しなかった場合の総平均注視時間数と回数に個人差が大きく差が見られた。2.看護婦と看護学生が注視する観察エリアは異なっていた。看護婦は観察時に知識や経験から専門家としての必要な情報を得るために観察エリアが4エリアに限局していた。一方、看護学生ではまだ看護の観察時の視点が定まっていなかった。3.観察記録から、看護婦は観察に具体性があった。一方看護学生は学年の進度に応じて観察は具体的になってはいたが、最終学年の4年生は看護婦のような具体的な観察は確認できていなかった。 看護教育においては患者からの視覚情報収集に関する技法と意義を徹底的に教育することの重要性が示唆された。
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