研究課題/領域番号 |
10672234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
伊藤 まゆみ 群馬大学, 医学部, 助教授 (50251137)
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研究分担者 |
飯田 澄美子 聖隷クリストファー看護大学, 看護学部, 教授 (80070671)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 心筋梗塞 / 老年看護 / 生活の変化 / 社会活動 / 縦断的研究 / 高齢者 / 看護 / 急性心筋梗塞 / 生活 / 縦断研究 / 適応 / 質的研究 |
研究概要 |
群馬県内のCCUをもつ2つの病院に入院中の初発心筋梗塞患者で、研究参加の承諾の得られた10名を対象として、半構成的面接と参加観察、診療記録・看護記録からの基礎的データ収集により調査を開始した。 面接は入院中で退院が決定した時期を第1回とし、退院して1か月後を第2回、以後3か月ごとに退院後1年までの計6回実施した。面接内容は逐語記録を作成し、研究分担者のスーパービジョンを受けながら進行、分析を行った。あわせて高齢者社会活動能力指標により、退院後の社会活動状況の変化を測定した。その結果、急性心筋梗塞で退院後1年間の生活の適応とその変化として以下のことが明らかになった。 1.患者の退院時の生活の見通しの持ち方には、発病前の趣味、地域・社会活動状況が関連していた。 2.退院後の生活では、家庭内での日常生活の活動レベルは、発症前と比べ大きな変化はなかった。家庭外での社会的活動レベルについては、退院後3か月間は発症前に比べ大きく縮小し、6か月後以降徐々に拡大する傾向がみられたが、退院後1年経過しても発症前のレベルに回復したものはなかった。 3.患者の生活が安定するには退院後およそ1年を要し、春夏秋冬の気候の変化に応じた生活の仕方を試みようとしていた。特に、冬季の寒冷気候、夏季の高温多湿気候に対して、生活上の工夫や活動の縮小をはかっていた。
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