研究課題/領域番号 |
10672245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
大湾 知子 琉球大学, 医学部, 助教授 (90295311)
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研究分担者 |
高良 武博 琉球大学, 医学部, 助手 (20305197)
斉藤 厚 (斎藤 厚) 琉球大学, 医学部, 教授 (90039842)
健山 正男 琉球大学, 医学部, 講師 (50274907)
植村 恵美子 琉球大学, 医学部, 講師 (00223503)
草野 展周 琉球大学, 医学部・附属病院, 助手 (30195424)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 感染看護 / インフォームド・コンセント / MRSA感染症 / 院内感染対策 / 感染症医療廃棄物 / ツベルクリン接種 / 二段階法 / 結核感染対策 / 感染性医療廃棄物 |
研究概要 |
構築された感染看護システムを展開することは、入院中の感染患者数の減少、病院内使用物品の有効な品質評価と管理、職員の健康管理の活性化、病院経済の把握、専門職による質の高い感染看護の提供、看護学生に新時代の実践的感染看護学を普及するなど大きな意義がある。そこで、私は看護の知識体系と実践体系に臨み、看護教育と看護実践の接点を目標におき、臨床指向の実践的教育・研究環境を整備した感染看護システムを構築することを目的として、平成10年度からの4年間の科学研究費補助金による研究を遂行した。 常に感染予防対策および感染看護マニュアルの適応と評価を行うと伴に、感染症診療に対する新技術を導入し、新たに清掃作業員のためのマニュアルを作成した。また、従来のMRSA看護マニュアルを看護部感染対策室員と協力して見直すことによって、実践に相応しいよりよいマニュアルを作成した。このように標準化されたマニュアルに基づき看護職員の質の向上と感染看護が提供でき、患者の早期回復・退院と予防に応じて病院経済が支えられた。さらに教育・実践・研究にふさわしい感染看護システムかどうかの検討を行い、感染予防対策に関する感染看護教育内容を盛り込んだ生活援助技術演習ノートを作成し看護学生へ提供した。健康管理面では、医療従事者や看護・医学生へワクチン接種、ツベルクリン接種など予防的に対策をたて、その評価を学会等に発表してきた。 琉球大学医学部附属病院は、平成13年には感染に関する教育施設として日本環境感染学会から施設認定を受け、実践家としてのインフェクションコントロールナースを育成する基盤作りができた。 感染看護システムの構築に関する実践的研究を展開することによって、以上のとおり研究成果が得られた。
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