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糖尿病患者の療養法から導かれた外来における看護モデル(coaching)の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10672250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関兵庫県立看護大学

研究代表者

野並 葉子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (20254469)

研究分担者 漆坂 真弓  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手
田中 和子 (小野 和子)  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (90305699)
山川 真理子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (80295758)
飯岡 由紀子  杏林大学, 保健学部, 助手 (40275318)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード糖尿病患者のライフヒストリー / ライフヒストリー研究法 / 現象学的研究法 / コーチング / 糖尿病患者 / 糖尿病患者の看護 / 糖尿病 / 病気の軌跡 / ライフヒストリー
研究概要

本研究の目的は、1.糖尿病患者の病気の軌跡をライフヒストリー研究法を用いて明らかにし、2.「熟練看護婦の糖尿病患者の看護の経験の意味」を現象学的な解釈により明らかにし、3.外来における看護モデル(コーチング)を開発するたもの示唆を得ることである。
1 では平成10年12月からの3ヶ月の間に入院中の糖尿病患者13人を対象とし、インタビューを行った。その結果得られた糖尿病患者が語るライフヒストリーは、その人が生きてきた時代や生きてきた身体を現在という次元で解釈した患者の体験を表していた。
2 では糖尿病患者の看護を実践している熟練看護婦6名を対象に平成11年9月からの5ヶ月間にインタビューを行った。その結果4つの要素(1)自分自身で癒していくのを助ける、(2)身体の変化を体験できるようにする(3)主体的に糖尿病を生きる人に仕立てる、(4)患者と一緒に時の流れにのる、が明らかになった。
(1)の要素のサブカテゴリーには「患者の気持ちを分かる」「患者のしたいことからする」「自分の口で言う」「もともとの自分を出せる」があり、(2)の要素のサブカテゴリーには「見たり触れたりする」「身体の変化を聞き出す」「身体の変化を聞き出す」「目に見えるもので自分を測る」「身体をイメージする」「身体が楽になる」があり、(3)の要素のサブカテゴリーには「みること、聴くこと」「向き合う体勢になる」「力を引き出す」があり、(4)の要素のサブカテゴリーには「患者と一緒に山あり谷ありの終着駅がない道のり」「看護婦は信号機みたいなもの」があることが明らかになった。
上記の4つの要素を中心にして糖尿病患者の看護モデル(コーチング)開発への示唆が得られた。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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