研究課題/領域番号 |
10672260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 藍野学院短期大学 |
研究代表者 |
辰巳 恵子 (辰巳 惠子) 藍野学院短期大学, 看護学科, 助教授 (20188270)
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研究分担者 |
足達 義則 中部大学, 経営情報学部, 教授 (00115669)
足利 学 藍野学院短期大学, 看護学科, 講師 (00331752)
横田 芳武 藍野学院短期大学, 看護学科, 教授 (80079730)
横山 ハツミ 藍野学院短期大学, 看護学科, 講師 (20280076)
堺 俊明 藍野学院短期大学, 学長 (20084874)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1999年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 老年期痴呆患者 / 指先運動 / 皮膚の電気抵抗 / サーモグラフィー解析 |
研究概要 |
過去3年間、老人病院に入院している痴呆性高齢者に対して集団レクリェーション活動,Touching,鈴鳴らし軽運動など各種刺激を与えその効果を明らかにしてきた。また、言語連想検査との関連も調査し、以下の結果が得られた。 1.痴呆症状が軽度のうちに集団レクリェーションなど積極的な関わりを持つことの重要性が示唆された。 2.安心感を得たり疼痛が緩和されたりすることで知られているTouchingは痴呆性高齢者に有効であり、その効果がしばらく持続する遅れ効果があることが判明した。 3.メトロノームのリズムに合わせて鈴を鳴らす軽運動は血圧、脈拍を落ち着かせるが、脈拍よりも血圧により顕著な変化が現れた。また、軽運動とTouchの効果を比較すると、軽運動は上肢にTouchは下肢により大きな影響を与えている。従って、痴呆性高齢者には軽運動とTouchを併用することがより効果的ではないかと考える。 4.さらに、言語連想検査を実施した結果、対人関係や外界への関心などに痴呆性高齢者の性格特性が伺え、客観的指標との関連については統計的な処理は検査の性格上困難であるが、客観的データの数値のよい者が、言語連想検査でも刺激語に対して適切に反応する傾向が見られ、客観的指標の妥当性が示唆された。 なお、画面上ランダムに動くボールをタッチするコンピュータゲームを開発し一部実施したが、痴呆性高齢者には難しすぎたため、これについては今後の課題としたい。
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