研究課題/領域番号 |
10680063
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
浜崎 博 京都薬科大学, 薬学部, 助教授 (00121567)
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研究分担者 |
青戸 公一 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (80167220)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ウオーキング / 消費カロリー / 推定式 / 高齢者 / 酸素摂取量 / ACSM / Treadmill / 虚血性心疾患 / 歩数 |
研究概要 |
ウオーキング中の正確な消費カロリーを求めるために、健常高齢者および心疾患患者について距離、歩数、心拍数、歩行速度、歩行時間等の観点から消費カロリー推定式を求めてきた。さらにTreadmillにより歩行速度、歩行時間を厳密に設定して、Teem100呼気ガス測定装置、およびACSM方式、また、先行研究によるVO2推定式等それぞれの関連性から、より正確な推定式を検討した。方法:京都市内に22のウオーキングコースを設定しCardio Memory、 ACSM方式 Teem100により各コースのVO2と消費カロリーを求めた。また、4種類の歩行速度についてTreadmill、ACSM推定式、先行研究における推定式、およびTeem100により10分間実施時のVO2と消費カロリーを求めた。より正確な推定式を得るため年令、体重、運動耐容能、歩行速度の補正について検討した。結果:野外の平坦なウオーキングコース12例において、VO2、消費カロリーともTeem100の測定値に対しACSMが有意に低値を示した(p<0.01)。野外におけるウオーキングで歩数から消費カロリーを推定する式は、Y=歩数÷3,500×100、歩行時間から消費カロリーを推定する式は、Y=3.1×時間(分)が得られた。 Treadmillにおける測定でACSM方式によるVO2、および消費カロリーは実測値、先行研究に対していずれも低値を示した。その差はそれぞれの速度において約3ml/kg/minであった。本研究で得た推定式は下記の通りである。 酸素摂取量 : 3.5+12x(xは歩行速度 : 分速) 消費カロリー : (3.5+0.12x)×体重×時間(分)÷200 また、体力(最大酸素摂取量)と年齢・体重に若干の補正が必要と考えられるが、今回は対象例が少なかったので正確な補正値は検討できなかった。
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