研究課題/領域番号 |
10680079
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡本 耕平 (岡本 和平) 名古屋大学, 文学部, 助教授 (90201988)
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研究分担者 |
山本 利和 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20200826)
若林 芳樹 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (70191723)
寺本 潔 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (40167523)
村越 真 静岡大学, 教育学部, 助教授 (30210032)
竹内 謙彰 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (40216867)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 空間認知 / ナヴィゲーション / 共同研究 / 生態学的アプローチ / ハンディキャップ / 視覚障害者 / 外国人 / 子供 / 障害者 / 子ども / 都市空間 / ハンディキャップ集団 / 高齢者 |
研究概要 |
本研究は、地理学者と心理学者による共同研究の日本における初めての試みである。2年間の共同研究を経て、互いの研究風土の違いを認識するとともに、空間認知研究の目的・概念・方法論に関し、ある程度の共通理解を深めることができた。共通理解の鍵となるのは生態学的アプローチである。これは、心理学における近年の生態学的アプローチの台頭により、もともと生態的環境をフィールドとする地理学と対話の糸口が見えてきた。問題は、こうした地理的な環境のなかの何がいかにして人の空間認知やナヴィゲーションに影響を与えるかである。本研究では、この点を実証的に追求するために、特にハンディキャップ集団に着目した。ここでハンディキャップ集団とは、日本の都市空間で空間認知や空間行動を行う際に何らかのハンディキャップを負っている人々であり、障害者、外国人、子どもなどである。また、本研究では、空間認知能力の男女差にも着目した。 研究活動の一環として、日本地理学会2000年度春季学術大会でシンポジウムを開催し、本研究の内容について討議する予定である。シンポジウムのテーマは「道をあるく、街にすむ-都市空間における認知と行動に関する地理学と心理学のコラボレーション-」、研究代表者・分担者による発表タイトルは以下のとおりである。「実りある地理学と心理学の共同研究を求めて」「ハンディキャップをもつ人達の空間認知と空間行動への視点-地理学者と心理学者の対話に向けて-」「女性は道に迷いやすいか?:空間認知の性差とその起源」「見えない空間を歩く:視覚障害者の空間認知と歩行」「在日外国人の日常生活の移動における困難について」「子どもから見た市街地路上におけるバリアー写真投影法による場所の認知-」
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