研究課題/領域番号 |
10680114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政学一般(含衣・住環境)
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
榊原 典子 京都教育大学, 教育学部, 助教授 (90141473)
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研究分担者 |
國嶋 道子 京都女子大学短期大学部, 生活科学科, 助教授 (10178014)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 空気集熱式床暖房 / 実測調査 / 温熱環境評価実験 / 太陽熱利用 / 温熱環境評価 / 中間期 / 床暖房 |
研究概要 |
太陽熱エネルギー利用システム住宅の居住者を対象にした聞き取り調査、ならびに居住者住宅および実験住宅における温熱環境実測調査および温熱環境評価実験を行い、総合評価と住まい方提案を行った。 1.居住者に対する聞き取り調査 太陽熱エネルギー利用の恩恵に浴し、その心地よい暖かさに対し満足感が高かった。しかし冬季はシステムの補助暖房より従来からの開放型暖房器具を利用しているケースがみられた。 2.システム住宅の実測調査および評価実験 (1)夏季の場合、夜間冷却は期待できず、システム使用よりも、通風環境の方が良い評価が得られた。 (2)冬季の場合、上下温度差や室間温度差が少なく快適な温熱環境が得られ易いことがわかった。 (3)冬から春にかけての移行期には日射量の多くなり補助暖房や個別暖房の利用が減少しシステム稼動のみで十分な温熱環境が得られている。 3.総合評価と住まい方提案および今後の課題 オープンな間取りであれば、システム稼動で得られる熱を戸外に逃がすことなく住宅内で他の室内空間へ広くあたためることができるので、日射量に応じて住宅内システム対象空間を広げたり狭めたりできるような間取りとすることが望ましい。しかし、夏にはシステム住宅の性能を生かすために、その住まい方に改善の余地が認められた。今後、省エネルギー効果を研究した研究成果との比較研究を行い、居住者にとって住みやすい太陽熱利用住宅の改善に結び付けたい。
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