研究課題/領域番号 |
10680126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政学一般(含衣・住環境)
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
益本 仁雄 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (80245349)
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研究分担者 |
笠井 直美 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (20255243)
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (50114046)
高石 昌弘 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (50077187)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 社会経済学的分析 / 電化 / 生活と家族関係・構造 / 住民(村人) / 北タイ / 調査 / 意識・行動・生活価値観 / 情報化 / 経済化 / 住民の意識・行動・生活価値観 / 北タイ農村 / 生活構造 / 家族関係・構造 / 電化の影響 / 家族関係 / 生活時間 / 耐久消費財保有 / 生活価値観 / 家計収支構造 / 生活・構造 / 外部情報受容度 |
研究概要 |
1992年以来、北タイの村において電化が住民の生活構造や家族関係・構造に与える影響について継続研究を実施してきた。1996年末に村は電化され、テレビを通して大量の外部情報が流入し、村人の意識、行動、価値観が急激に変化しつつある。 本研究は、平成10-12年度に文部省科学研究補助金の支援を受けた。現地調査によって得られた全てのデータを統計学的に分析し、影響する要因間の関係とそのタイナミズムを明らかにした。 社会情報化と商品経済化によって、村人と共同体は劇的に変容しつつある。かれらは、生活向上実現を目的に、収入増加のため就労形態を変化させ出稼ぎや夜間灯下での労働を増やすようになった。また、高学歴志向が見られるようになったが、長期的視野で生活向上を図ることを目的としている。収入増を図ることと高学歴志向は、村人の急激な流動化と小家族化・離散家族化を引き起こした。2000年10月の調査では、村人の21.5%に当る人々が就労または勉学のために村を離れている。 分析の結果と問題点は学会誌で公表し、日本およびタイで開催された科学・教育学大会で発表し、さらにタイ政府の行政・教育機関に報告した。
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