研究課題/領域番号 |
10680190
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 滋賀大学 (1999) 鳴門教育大学 (1998) |
研究代表者 |
市川 智史 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (60274271)
|
研究分担者 |
原子 栄一郎 東京学芸大学, 環境教育実践施設, 助教授 (70272630)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 環境教育 / 学校教育 / エコスクール / 地域連携 / 総合的な学習の時間 / エコ・スクール |
研究概要 |
ヨーロッパで実施されているエコ・スクールプロジェクトの、イギリスにおける仕組みを文献調査から明らかにした。すなわち、イギリスにおいては、【encircled 1】登録→【encircled 2】エコ・スクールとしての取り組みの実施→【encircled 3】アワードの申請→【encircled 4】地域の人たちによる評価→【encircled 5】エコ・スクールの認定→【encircled 6】認定の更新(2年間認定)という流れを持っていることを明らかにした。また、イギリスのエコ・スクールへの訪問調査によって、実践事例を調査した。さらに、フランス、ドイツのエコ・スクールプロジェクトに関して、情報を収集し、その概要を把握した。一方、日本の文部省・通産省が共同で行っているエコスクールパイロットモデル事業についても情報を収集し、ヨーロッパのエコ・スクールと対比しつつ、批判的検討を加えた。これらの基礎的な調査に基づき、学校及び学校外で環境教育に関わっている人たちを集めたワークショップ、並びに本研究チーム内での議論によって、日本でのエコ・スクールの基本的な考え方や要素を考察した。ワークショップ及び本研究会での議論の結果から、エコ・スクールの展開においては、「共有化」をキーワードとし、各学校・地域が主体的に、「【encircled 1】イメージの共有:自分たちのエコ・スクールのイメージ」、「【encircled 2】デザインの共有:自分たちのエコ・スクールのデザイン」、「【encircled 3】プロセスの共有:学校をエコ・スクールに変えるプロセス」、「【encircled 4】経験の共有:他のエコ・スクールとのネットワーク」に取り組むことが重要であるとの結論を得た。
|