研究課題/領域番号 |
10680194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
飯高 茂 学習院大学, 理学部, 教授 (20011588)
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研究分担者 |
水谷 明 学習院大学, 理学部, 教授 (80011716)
藤原 大輔 学習院大学, 理学部, 教授 (10011561)
黒田 成俊 学習院大学, 理学部, 教授 (20011463)
岡部 恒治 埼玉大学, 経済学部, 教授 (80087080)
川崎 徹郎 学習院大学, 理学部, 助教授 (90107061)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 学習指導要領 / 数学基礎 / 数学教育 / BASIC / 教育課程 / 高等学校数学 / 高校数学 / コンピュータ / 情報教育 / 中等教育 |
研究概要 |
本研究においては主に高校数学教育のあり方を研究した。 毎年9月と1月に数学教育の研究会「数学教育の会-夏の集会、冬の集会」を開催し、大学の数学関係者、高等学校で実際に数学教育を実践している方々、文部省などの教育行政の方々、数学教育学会の方など70名前後が集まり、論文の発表と討論を行った。 本研究と相前後して、次期教育課程の学習指導要領作成プロセスが始まり、代表者を含む主な参加者は文部省から次期高等学校数学の学習指導要領の作成協力者を依頼された。本研究を通して学習指導要領の作成という観点で高等学校数学の研究を行い、その結果平成11年に次期高等学校数学の学習指導要領が完成した。これが本研究の成果のうち最大のものである。 具体的事項を挙げる。 1 次期高等学校数学の新しい科目である「数学基礎」の理念、またそれを構成する素材の研究。 2 数学Bに新設される「数値計算とコンピュータ」においては「科学技術計算用のプログラミング言語」を使うことになっている。そこで、本研究会の有力参加者である白石和夫が作成したフリーのソフトである十進BASICについて研究と普及を図った。 3 新しい学習指導要領では数学的活動が強調されている。この面で研究代表者は数学Cで学習される曲線と専門的な数学を結ぶ立場から「平面曲線の幾何」を発展させた。 これは2001年の春に出版される予定である。 4 数学教育の研究はいかに優れたものでも研究成果を公開し活用しないと意義が失われる。そこで研究成果を「数学教育研究数学教育の会編集」にまとめ1999年1月、2000年1月、2001年に出版し各方面に配布した。
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