研究課題/領域番号 |
10680200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 聖徳大学 (1999) 聖徳大学短期大学部 (1998) |
研究代表者 |
手島 勝朗 聖徳大学, 教授 (70236967)
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研究分担者 |
森本 明 筑波技術短期大学, 一般教育等, 助手 (60289791)
江森 英世 関東学院大学, 工学部, 助教授 (90267526)
根本 匡文 筑波技術短期大学, 一般教育等, 教授 (70228295)
米山 文雄 筑波技術短期大学, 一般教育等, 助手 (20220775)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 数学的論理接続語 / 認知的構文 / 論理接続語 / 聴覚障害児 / 数学的理論接続語 / 証明 |
研究概要 |
本研究の目的は、数学で多用される論理的な接続語を中心とした認知的構文について、聴覚障害児と健聴児の場合について比較分析することである。 数学における説明や証明に関わって生徒が抱くイメージにかかわり、聴覚障害児と健聴児を対象に調査分析を行った結果からは、聴覚障害児、健聴児に共通して、1つの答えを求める問題に比べ、説明や証明を求められる問題に対して、困難を感じる生徒が多く見られることが明らかにされた。特に聴覚障害児の場合には、説明や証明において文章で説明することに不安を抱くこと、自信をもてないことが少なくなかった。 そのなかでも特に、数学の文脈で使われる論理的な接続語の指示する意味が、日々自然にそれを使ういわゆる日常の文脈で指示する意味とは必ずしも一致しないことが原因となり、数学の文脈で使われる論理接続語を子供が認知理解することが難しいと言うことがわかってきた。一方で、論理的接続語の使用以前に、その表象である子どもの推論をいかに評価し、指導すべきかという問題の解決が、子どもたちの論理的思考力の育成において必要であり、重要な課題であることが明らかにされた。私たちが次に取り組むべき課題は、「聴覚障害児のコミュニケーション分析に基づく数学的推論能力育成のための指導法の開発」である。
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