研究課題/領域番号 |
10680214
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
平田 賢一 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20024060)
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研究分担者 |
伊藤 俊一 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (50262936)
中西 宏文 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90211424)
清水 秀美 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60025111)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | CAL / CAI / オーサリング・システム / 学習者制御 / マルチメディア / ガイダンス機構 / ハイパーメディア / ガイダンス |
研究概要 |
学習者制御型CALシステム「かきつばた」システムの実用化と普及を目指して主として次のような研究が実施された。 1.「かきつばた」システム改善に関する研究 これまでに開発されてきた「かきつばた」公開版(M800版)を利用して大学授業等を中心に200以上のCAL教材が開発された。これら開発事例の収集や教材開発者からのフィードバック情報に基づき、さらなるシステムの改善が図られた(現在、M900版としてリリース中)。一方で、コンピュータ利用環境の急激な変化に伴い、Windows版開発への要求が大きくなった。そのため、Windows環境の中でのCAL学習システムに要求される機能とは何かについて検討を進めプロトタイプ版の設計を実施し試作版を開発した。 2.「かきつばた」システム拡張のための基礎研究 CAL学習システムの今後のあり方を模索するためのいくつかの基礎的な研究が実施された。算数計算シミュレータの開発においては、人間の計算過程を認知科学的視点から分析し、計算をコンピュータによる機械的な解法でなく、人の心理的計算過程として表現するシミュレータ・システムを開発した。さらに、その発展として、筆算学習のための学習補助教材「筆算シミュレータ」の開発を行った。 3.「かきつばた」普及環境に関する研究 子どもたちがコンピュータなどの情報メディアに対してどのような意識や態度をもつかは、今後の情報教育の在り方とも関係して重要な普及要因となっている。ここ10年くらいのコンピュータ環境の急激な進展はその改善に大きく寄与したが、未だ、コンピュータに対してネガティブな態度やコンピュータ不安をもつ子どもも多く、性による差が発達とともに拡大しているなど楽観視しえないことが明らかにされた。
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