研究課題/領域番号 |
10680223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
溝西 つよし (溝西 〓) 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (20034019)
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研究分担者 |
大隅 秀晃 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (70176882)
松本 敏雄 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (30284615)
三原 信一 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (90039256)
石原 秀太 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (90168253)
岡島 俊哉 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (60224002)
中村 聡 佐賀大学, 文化教育学部, 助教授 (30274567)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 科学教育 / 情報教育 / 情報通信 / 情報処理 / 地域貢献 / シンポジウム / 環境科学 / 情報機器 / 地域密着型 / 地域連携 / 体験学習 / 計算機実験 |
研究概要 |
本プロジェクトの研究経過は二つの流れにまとめられる。一つは、平成10年度と11年度に開催した「科学・情報教育シンポジウム」を核とした活動である。佐賀県において科学・情報教育の第一線で活躍する5人の講演者を中心として、科学(特に環境)・情報関連の諸問題を素材として、これを教材化する際の課題やインターネットを用いた情報収集、およびその過程で接する可能性のある有害情報への対応の苦慮、さらに、実際にコンピューターで生徒に何を伝えることができのるかなどの具体的かつ緊急的問題について活発な意見交換が行われた。佐賀県ではハード面は極めて充実し、そのレベルは全国的にも高いが、ソフト面の対応は比較的弱いと思われる。本シンポジウムでは、教育現場に対する現状のアンケートや訪問活動を通じて佐賀県における、科学・情報教育の実情と対応策などを取りまとめ、ソフト面を強力にサポートしながら教育活動へ貢献した。参加者は、佐賀県における、教育行政担当者、中学校教諭、一般市民および大学教官で、お互いに意見交換を行い、特に一般市民からも有意義であったとの意見を頂いた。二つめは、環境問題、リサイクル問題の各県の対応を視察し、情報収集し、佐賀県における初等・中等教育における科学・情報教育の場で生かすことであった。「環境科学学習会」を平成10年度と11年度の2回(それぞれ夏休みの2日間)、小・中学生およびその保護者を対象に行った。大学教官【double arrow】小・中学校および高校教諭、大学生【double arrow】小・中学生および高校生の相互やり取りを行い、お互いの情報共有と提供を積み重ね、連携して科学・情報教育を行う双方向教育体制を構築した。現状では、この体制は短い研究期間内では十分機能しはじめたとは言えず、体制を活かして継続させる方策も十分検討されたと言いがたいが、今後も継続して高校、科学・情報教育に対する有効な教育体制を充実する活動を行うつもりである。
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