研究課題/領域番号 |
10680224
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
近藤 弘樹 佐賀大学, 理工学部, 教授 (10039266)
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研究分担者 |
渡辺 健次 和歌山大学, システム工学部, 助教授 (00220880)
岡崎 泰久 佐賀大学, 理工学部, 助手 (90253583)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | WWW / 知的教育システム / 手書き文字認識 / Java / 数式入力 / ペン入力 / 知的CAI / 分数計算 / 微分計算 / 弐変形過程認識 |
研究概要 |
初等算数教育分野で必要とする文字を認識対象とし、WWWクライアント上で動作する文字認識エンジンを開発した。このエンジンは認識対象文字を数字、演算子、等号などに限定し、文字認識をツリー状に記述することにより、高速かつ高精度の文字切り出しと文字認識を実現している。 このエンジンを実装して分数計算を指導する知的CAIシステムを開発した。これにより、WWW上で利用可能であり、ネットワークの伝送遅延による文字認識の遅れの無い、手書き文字インタフェースを持つ知的CAIが実現した。 分数計算を指導する知的CAIシステムでは、学習者は途中計算式を入力することができ、システムによるその指導も可能になっている。学習者は思考しながら一行づつ式を入力する。システムの式変形過程の認識に並行認識の機能を実現して認識時間を短縮し、システムの応答性を高めた。 また高等学校微分計算を指導領域とする知的CAIに於ける数式構造認識および式変形過程認識の認識機構のデザインを行いプロトタイプシステムを実現した。これにより学習者が行う微分計算の式変形過程の数学的な内容の認識が可能になる。 更に知的CAIの指導方略について考察を行い、学習モードを指導スタイルの概念を導入することで、システムが学習者との合意の上で指導方略が可能になることを提案した。
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