研究課題/領域番号 |
10680225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
磯本 征雄 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 教授 (10029994)
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研究分担者 |
伊藤 敏 愛知工科大学, 工学部, 教授 (80130946)
宮原 一弘 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 助手 (90315903)
橋本 佳明 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 教授 (50106259)
野崎 浩成 愛知教育大学, 教育学部, 助手 (80275148)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 創造性教育 / コンピュタ・シミュレーション / 宇宙旅行 / 情報教育 / 科学研究 / 学習教材 / 情報科学 / コンピュータ・シミュレーション / 物理学 / プログラミング / シミュレーション / 理科教育 / ニュートン力学 / プログラミング教育 |
研究概要 |
3年間の本研究期間を通して、我々は創造性の教育を研究してきた。その内容は、学習教材"宇宙旅行シミュレーション・ソフトウェア"として具体化した。その構想を明確にするために補助テキスト"宇宙旅行シミュレーション解説書"を編集した。これらは、一括して研究成果報告書にまとめてある。 近年の進展した情報化社会では、独創性・創造性のある人材を必要とするようになり、学校においても学生の創造的能力を育成しなければならなくなった。これまで創造性は生来の素質とみなされ勝ちであったが、本研究では創造性を育成可能な素養とみなし、そのために有効な学習教材の構造とその効果を明らかにすることを試みた。本研究の結論は、学習者に真に興味を持たせ積極的に学習する意欲を奮起させることが、創造性育成への第1歩であるということであった。そこで我々は、学習者が興味を持ち、自ら問題点を発見し、積極的に解決手段を見つけることの出来る学習環境を与える学習教材を設計した。 "宇宙旅行"という題材は、現代科学技術の粋であり、国際宇宙ステーション建設や月・火星への有人飛行などのように話題性がある。しかも宇宙旅行は、ニュートン力学に基づく宇宙の原理・原則に基づいた科学技術の典型的で実際的な応用である。したがって、法則に従いながら成功の戦略を論理的に見つけるという、創造性育成に最適な題材である。本シミュレーションでは、試行錯誤を重ねながら学習者自身で学習の手順や方法を工夫できる学習教材として設計した。これらの内容を整理し報告書として出版することで研究課題「創造性育成を目指したシミュレーション教材の構造と効果に関する研究」を締めくくった。
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