研究課題/領域番号 |
10680228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
竹谷 誠 拓殖大学, 工学部, 教授 (90197343)
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研究分担者 |
佐々木 整 拓殖大学, 工学部, 助手 (80276675)
杉林 俊雄 拓殖大学, 工学部, 教授 (80171172)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 認知 / 認知マップ / 到達度評価 / 学習到達度 / 評価 |
研究概要 |
平成10年度には、認知マップテストの到達度評価法の有用性を検証するための準備として、認知マップを用いた到達度評価の特性を分析した。その目的のために、認知マップ作成・評価システムの研究開発を実施し、同システムを完成させた。また教師の認知マップと学習者の認知マップを比較して到達度を測定するための改良を試み、その正当性・有効性を考察した。さらに、考案した認知マップテストの到達度評価法の有効性を検証するために、機械システム工学科における「設計製図II」におけるCAD授業を適用した。平成11年度は、昨年度の分析結果を踏まえて、教授法の問題点を明らかにし、それに基づき教授法の改善を行った。具体的には、製図の4課題と先に実施した設計製図の認知マップテストとの関係を考察した。特に、製図課題を図形の形状、寸法、幾何公差の3つの観点に分解し、それぞれの到達度を全学習者に対して計量した。これらの結果と認知マップテストの結果との関係をも分析した。その結果、認知マップテストの結果は図形の形状に対する得点と最も相関が高いことが判明した。また、他のテストとの関係と比して、CADテストと認知マップテストの関係が強いことから、CADのように論理的に問題解決していく過程を認知構造で記述することとがかなり強い関係にあることが判明した。したがって、認知マップテストが論理的思考能力を測定するひとつの測定法になる可能性が認められた。
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