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共同期型強調学習における知識の構成と支援する外的制約条件の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680229
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関玉川大学

研究代表者

茅島 路子  玉川大学, 文学部, 助教授 (80266238)

研究分担者 岡本 敏雄  電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード自己調整スキル / チュータリング / 質問と助言 / モニタリング / コントロール / 協調学習 / メタ認知的経験 / 学習者の質問
研究概要

異年齢チュータリングにおける学習者の質問とチュータの助言の分析を基に、自己調整スキルの発達をモデル化した。
自己調整スキルの一種であるモニタリング、およびコントロールを(1)、(2)のように記述する。
モニタリング monitoring(Agent, Target, Level) (1)
コントロール control(Agent, Target, Level) (2)
ある学習者(Agent)が自分自身あるいは他者の認知状態(Target)をあるレベル(Level)でモニタリング、あるいは、コントロールすることを表す。"Agent"はモニタリングやコントロールする主体であり、"Target"は"Agent"がモニタリング、コントロールする対象である。"Agent"や"Target"の値は、"T"(チュータ)か"L"(学習者)をとる。"Level"はモニタリング、コントロールのレベルである。
質問は、Agentが自己の認知活動(To do)をOtherに発話することである(3)。チュータたちの助言は、彼ら(Agent)が学習者(Others)に望む認知活動(To do)を言語化したものである(4)とモデル化できる
質問 tell(Agent, Others, To do) (3)
応答 wantl(Agent, Others, To do) (4)
このモデルに基づくと、チュータ達の助言による学習者の質問の変容は以下のように記述できる。
tell(L, T, monitoring(L, L, KNOW-ABOUT)) (7)
<- tell(L, T, monitoring(L, L, KNOW-ABOUT)) (5)
& want(T, L, control(T, L, KNOW-ABOUT)) (6)
& control(L, L., KNOW-ABOUT) (8)
学習者達の質問は、理解できない概念への気づきであり、"Level"は"KNOW-ABOUT"となる(5)。それに対する助言は、学習者達に"KNOW-ABOUT"レベルのコントロール活動を要求している(6)。学習者達はこの助言を流用する(8)。この流用が学習者達の知識状態を変え、彼らの認知状態のモニタリング結果も変容する(7)。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Michiko Kayashima: "Evaluating Collaborative Learning using BBS -focusing on guestions of learners" Proceeding of EDMEDIA/ED-TELECOM98. 691-696 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 茅島 路子: "非同期型協調学習におけるコミュニケーションの一考察" 日本教育工学会第14回大会講演論文集. 319-322 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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