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中学校外国語科教育改善のためのメディア利用調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680231
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育工学
研究機関駒沢女子大学

研究代表者

宇佐美 昇三  駒沢女子大学, 人文学部, 教授 (00184995)

研究分担者 伊東 武彦  駒沢女子大学, 人文学部, 専任講師 (70329192)
伊藤 武彦  駒沢女子短期大学, 英語英文科, 専任講師
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード学力観 / 教師の信念 / 意味重視 / 形式重視 / 年齢層格差 / 変動型学力観 / 教師の理想像・夢 / 教師の幸福感 / 英語 / 中学校 / 全国調査 / 語学ラボラトリー / 情報処理教室 / 文型練習 / コンピュータ / 英語科 / LL / アンケート調査 / メディア / 利用状況 / ラジオ・テレビ / 中学校外国語教育 / ランゲージ・ラボラトリー / パソコン / 教育効果 / CDリピーター
研究概要

教師の学力観は、教師の信念(teachers' beliefs)を生み出す根源である。重要な研究課題でありながら、わが国の英語教育学では充分な関心が払われていない。中学校英語教師を対象にしたメディア利用全国調査で、教師年齢とLL教室における文型練習支持率の間に正比例の関係が認められた(伊東,2000)。本研究ではこれを契機とし、学力観の年齢層格差の確認を第一義とし、さらに格差を生み出す要因を検討した。全国150校の中学・高校英語教師から得た275票の有効回答を、クロス集計によって分析した結果、以下の4点が明らかになった。
1)英語教師を学力観によって意味重視型と形式重視型に2分する時、前者は後者を42.5%上回る。その幅は高校よりも中学校、また、高年齢層よりも低年齢層の教師において一層大きい。
2)この傾向は、活動の重要性認識に反映している。「文型を指定せず、伝達目的を持ち、内容や発想を重視したコミュニケーション」を重要な活動として挙げる割合は低年齢層の42.2%が最高で、高年齢層の30.0%が最低である。一方「文型ドリル」は低年齢層の64.2%が最低で、中年齢層は85.1%、高年齢層は84.3%であった。
3)学力観を形成する最大要因として「これまでの指導経験」を選択した割合は53.1%に達する。学力観形成メカニズムの詳細については今後の調査・分析を待たねばならない。
4)授業運営の困難を感じる教師の割合は27.7%で、その原因は生徒にあるとする回答が最多である。また、59.3%の教師は生徒の学力伸長に満足している。しかし、英語教師であることに幸福感を持つ教師はわずか9.6%にとどまる。教師の自己実現を阻む要因の特定が今後の調査に期待される。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (16件)

  • [文献書誌] 伊東武彦: "中学校英語教育におけるメディア利用全国調査"語学ラボラトリー学会(LLA)『研究紀要』. 37. 163-190 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊東武彦: "中学校英語科におけるメディア利用の新傾向"大修館『英語教育』. 10月増刊. 66-69 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊東武彦: "LL教室はどう使われているか-中学校メディア利用全国調査から-"『SONY LL通信』. 210. 24-27 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宇佐美昇三,伊東武彦: "中学校英語科におけるメディアの利用につての全国調査"『教育メディア研究』日本教育メディア学会. 6-1. 52-66 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ITO,Takehiko.: "Result of a Nationwide Survey on the Use of English Language Educational Media in Japanese Junior High Schools."Language Laboratory. Vol.37. 163-190 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ITO,Takehiko.: "The New Trend in the Use of Educational Media in Junior High School."English Teachers' Magazine, October Special Edition. 66-69 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ITO,Takehiko.: "The Way Language Laboratories are utilized in English lessons at Junior High Schools."Communication thorough Learning Laboratories. Vol.210. 24-27 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] USAMI,Shozo, and ITO Takehiko.: "The Use of Instructional Media in Junior High School English Classroom"Japanese Journal of Educational Media Research. Vol6, No.1. 52-66 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊東武彦: "中学校英語教育におけるメディア利用全国調査"語学ラボラトリー学会(LLA)『研究紀要』. 37. 163-190 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東武彦: "中学校英語科におけるメディア利用の新傾向"大修館『英語教育』. 10月増刊. 66-69 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東武彦: "LL教室はどう使われているか-中学校メディア利用全国調査から-"SONY LL通信. 210. 24-27 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 宇佐美昇三,伊東武彦: "中学校英語科におけるメディアの利用についての全国調査"『教育メディア研究』日本教育メディア学会. 6-1. 52-66 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東武彦: "中学校英語科におけるメディア利用の新傾向"『英語教育』 大修館書店・9月増刊号. 48・9. 66-69 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東武彦,宇佐美昇三: "中学校英語教育におけるメディア利用全国調査"『語学ラボラトリ-学会第39回全国研究大会発表要項』. 40-41 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東武彦: "LL教室はどう使われているか"『SONY・LL通信』. 210号. 24-27 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 宇佐美昇三,伊東武彦: "中学校英語科におけるメディアの利用"『1999年度日本教育メディア学会第6回大会発表論文集』. 3-4 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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