研究課題/領域番号 |
10680254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
田村 均 (1999) 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40201628)
大友 秀明 (1998) 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30176945)
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研究分担者 |
田村 均 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40201628)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 総合的学習 / 社会問題 / 教材開発 / ドイツ教育 |
研究概要 |
本研究の目的は、現在の総合的な学習と人権教育の思潮を踏まえ、「現代の社会問題」を中核に据えた総合的学習のカリキュラムの編成と学習方法を構想することである。本研究の成果は、以下のとおりである。 1.わが国の総合的学習の先導・先進校の授業プラン・実践報告・授業事例の収集と研究授業の分析 2.90年代のドイツ基礎学校の総合的な学習に関するカリキュラムの収集・分析 (1)従来の教科を存続させながら、現代の「中核問題」(価値、生活基盤、構造変化、平等、参加)に、各教科の「主要テーマ」と「学習領域」を関連づけ、基礎学校教育全体を「総合学習化」させている事例(シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州) (2)教科外に、健康・性・メディア・平和・人権・環境教育などを含む「総合的学習」を設けている事例(ヘッセン州) (3)各学年に「総合的なテーマ」を設けている事例(バーデン・ヴュルテンベルク州) 3.ドイツのW.クラフキの「時代に典型的な鍵問題」の教育構想 (1)ノルトライン・ヴェストファーレン州の教育改革案(95年)に「鍵問題」構想が採用されていること (2)基礎学校連盟の新教科設置試案の枠組みに「鍵問題」が位置づけられていること (3)ヘッセン州の基礎学校学習指導要領の改訂(95年)の基本理念のひとつが「鍵問題」であること (4)「鍵問題」を「事実教授」「総合学習」の教材開発の概念的枠組みの主軸にしていること 4.総合的学習の授業モデルの構築 「人権」「福祉」「メディア」「まちづくり」を中核とする授業と博学連携による授業の構想
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