研究課題/領域番号 |
10680270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
小野 擴男 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (20127484)
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研究分担者 |
佐々木 徹郎 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20170681)
日野 圭子 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (70272143)
重松 敬一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
國本 景亀 (国本 景亀) 高知大学, 教育学部, 教授 (10144792)
銀島 文 金沢大学, 教育学部, 講師 (30293327)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 授業研究方法 / 算数教育 / 重松鷹泰 |
研究概要 |
本研究は、子ども一人ひとりの学習プロセスを解明し、授業改善の具体的な提案としての授業改善を図る授業研究方法の開発を目的としてきた。 平成12年度は、すでに開発した算数科授業改善のためのチェックリスト表を改善し、アンケート、授業観察、インタビュー、検討会という一連の授業研究の流れによる、授業研究システムを改善した。 この授業研究システムで用いたアンケートは、教師に数学観・指導観・児童観を問い、普段の授業を振り返る機会を与え、子どもたちが教師の働きかけをどのように受け止めたかがフィードバックされるようデザインされている。評価の観点として外国の認知的な視点による授業分析の研究を参考にし、課題・学習環境・談話・評価という4つの次元を授業評価の視点として導入した。また、実際にそれを使用して研究授業を実施し、アンケート、観察カード、インタビューなどを授業者、子ども、観察者の三者に授業前、授業案作成時、授業中、授業後に適用することでこのシステムの検証と検討をおこなった。 この結果、このシステムを活用することによって、教師が自らの授業を自己評価し、さらに観察者と子どもからの他己評価を通して、授業改善への欲求を起こさせることが明らかになった。 今後の課題として、教師の子どもの学習プロセスに沿った授業をつくる力の変化と、またそれに伴う子どもの算数の学力の変化を測れるような項目をシステムに取り入れることや、さらにシステムの改善が残っている。
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