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ものづくりにおける児童生徒の器用・不器用感の意識構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10680275
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関鳥取大学

研究代表者

土井 康作  鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (20294308)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード児童生徒 / ものづくり / 器用感 / 不器用感 / 意識構造 / 縦断的調査 / 横断的調査
研究概要

本研究では,児童生徒のものづくりにおける器用・不器用感の意識構造を明らかにすることを目的とした。研究方法は,次の2つの方法をとった。
第1は,小学3年生から中学3年生の全ての学年を対象に質問紙調査を実施し,器用・不器用意識構造を検討した。この質問紙調査では,(1)器用・不器用意識の理由,及び器用・不器用意識とものづくり経験,生活経験,遊び,自然体験などとの関係,(2)横断的調査による器用・不器用意識構造,(3)3ケ年間の縦断的調査による器用・不器用意識構造について検討した。第2は,中学校1年生を対象に,器用・不器用意識と作業処理能力が一致するか実験的に検討した。
その結果,1)小学校の児童はものづくりが好きであり(84.1%),中学校ではやや低下すること(76.3%)。器用意識を抱く児童生徒はものづくりの経験,遊びをしている意識が高いことを明らかにした。2)器用・不器用意識を横断的に調査した結果と3ケ年間の縦断的な調査結果とは近似であることを明らかにした。3)器用・不器用意識構造を因子論的にみると,器用を抱く児童生徒の意識構造には,巧緻的技能因子との関連が認められ,小学校6年生と中学校2年生に因子が変化する分節点があることを明らかにした。さらに器用・不器用意識は,「作業結果の意識」,「イメージとのギャップ」,「他者からの評価」などの自己評価を指標に測定が可能であり,これらの意識は具体的な製作処理能力と一致するといえる。4)実験的には,器用・不器用意識と作業処理能力は一致することを明らかにした。
以上のことから,不器用感を低減させるには,児童期における多様なものづくりの経験,ものづくりに関する環境の整備及び改善が必要であるといえる。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 土井康作: "児童生徒のものづくりの経験の意識が器用感,意欲,技術観に及ぼす影響"技術教育研究. 57. 50-59 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Doi Kosaku: "The Influence of Self-Consciousness Among Students of Productive Activities Experience on Manual Dexterity Self-Consciousness. Motivation and View of Technology."Research Jouenal of Technology Education. No 57. 50-59 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 土井康作: "児童生徒のものづくり経験の意識が器用感,意欲,技術観に及ぼす影響"技術教育研究. 57号. 50-59 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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