研究課題/領域番号 |
10680280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
福田 隆眞 山口大学, 教育学部, 教授 (00142761)
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研究分担者 |
新井 義史 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10142762)
朴 成泰 山口大学, 教育学部, 助教授 (50294616)
野波 健彦 山口大学, 教育学部, 教授 (20116742)
梅田 素博 熊本大学, 教育学部, 助教授 (40213491)
佐々木 宰 北海道教育学部, 教育学部, 助教授 (40261375)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 表現教育 / 美術教育 / 音楽教育 / カリキュラム / 統合教科 / 情報教育 / イメージ / シンガポール / 教材 / インドネシア |
研究概要 |
本研究は表現教育の可能性という主題に基づいて、美術、音楽、情報の分野からそれぞれの特性と共通性について考察を進めたものである。研究の手法として、以下の4つの方法によって考察を行った。 (1)美術教育、音楽教育の分野のもつ特性を考察するために、創造性、イメージ、地域、環境、言葉などの要素によって考察した。 (2)美術教育における情報との関連を考察するものとして、「情報社会における鑑賞の形態」「デジタル・グラフィック教育への視点」「シンガポールの情報教育用図書について」「美術教育における情報デザイン」を考察した。これらは情報化社会に対応するための美術教育と情報教育の関連を考察したものである。 (3)美術教育と音楽教育の共通性を試作するものとして、「幾何学形態による構成方法の考察-音階に基づく色彩表現について-」「表現科における教科内容の構想-韓国の統合教科「楽しい生活「」の分析を通して-」の2つを報告している。一つは音楽と色彩の表現上の関連を試作したものである。2つめは韓国での統合教科の教育実践のなかで、表現科の内容を分析して報告している。 (4)小学校での音楽と美術の共通性を考慮して実践したものが次の2つである。「小学校図画工作科と音楽科の表現領域の共通性の実践について」「実践事例 第6学年「この音はどんな色?どんなかたち?」」の2つの事例である。 芸術表現という共通性を意識しながら、音楽と美術の特性を活かした表現を理論と実践を通して考察したが、単に共通性だけを素にした表現学習では発展が困難である。美術、音楽のそれぞれの基礎学力を修得するとともに、両者の表現としてのもつ共通性として、想像力、イメージ形成、創造性、言語、情報機器による表現、地域・環境等を考慮しながら、表現教育としての共通性を基盤としたカリキュラム開発、教材開発が必要である。
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