研究課題/領域番号 |
10680284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
長尾 秀夫 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80036483)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | てんかん / 学習障害 / 学校生活 / 生活支援 / 事故 / 手引書 / 子ども / 指導法 / 支援法 / 学習支援 / 学習指導 / 学校 |
研究概要 |
てんかんをもった児童生徒の学校生活を安全で且つ活発なものとするために最低限必要な日常生活の配慮を自験例と文献から明らかにし、それに基づいててんかん児の生活指導表を作成した。そして、このてんかん児の生活指導表を実際に活用して、その有効性についても報告した。さらにてんかん児のもつ問題を分析して、種々の合併障害をもったてんかん児の日常生活における指導上の配慮に関して、教育・療育関係者に向けて解説のための論文を作成し、日本てんかん協会その他の講座や研修会で紹介した。また、てんかん児の学校生活の場において改善すべき点についても調査研究し、その結果、てんかん児の学校内での動線をすべて地図上に記入し、それぞれの場所における事故の危険度を推定した。そして、事故の危険度に合わせてそれそれの場所の介助の密度を4段階に区分し、地図上に色分けした生活安全地図を作成した。これは担任や介助者が急に代わった時に児童生徒の介助を適切なものにする分かり易い方法であった。てんかん児の学習障害の支援方法については、一部に認知処理様式に著しい偏りがある児童生徒がいるので、K-ABCやWISC-IIIなどの知能検査を実施して、認知処理過程の個人内差を明らかにし、一人ひとりの児童生徒の得意な認知処理様式を活かした指導が重要であることを報告した。以上の研究成果は、日本特殊教育学会で毎年発表し、さらにシンポジウムも毎年企画して啓蒙活動を行った。最後に、これらの研究成果をてんかん児や保護者、教師等に実際に活用してもらうため、本研究のまとめとして健康手帳を作成したので、日本てんかん協会を通じて全国に配布する予定である。
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