研究課題/領域番号 |
10680300
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
有元 秀文 国立教育研究所, 教科科学研究部, 室長 (40241228)
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研究分担者 |
吉田 孝 国立教育研究所, 教科科学研究部, 室長 (90158452)
西野 真由美 国立教育研究所, 教科科学研究部, 主任研究官 (40218178)
工藤 文三 国立教育研究所, 教科科学研究部, 室長 (30231096)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 生きる力 / コミュニケーション / 教科再編 / 相互交流 / カリキュラム / マルチメディア |
研究概要 |
【この研究の目的】 この研究の目的は、「生きる力」を育てるための教科の再編に関する調査研究を行うことにある。特に、家庭や地域社会との相互的なコミュニケーションを重視し、ボランティアなどの体験的・総合的学習の推進をめざす。 そのために、生き抜くために必須の「コミュニケーション技能」の育成に重点を置いたカリキュラムの編成と実践と試みる。 【「生きる力」を育てる教科再編の必要性】 「生きる力」とは、いじめに負けない力、困難を解決する力、生き甲斐を発見する力、豊かな人間関係を築く力である。「生きる力」を育てるために教科再編が必要な理由は、子供達がいじめを原因として次々に自殺し、生き甲斐を見失い、不登校が激増するような危機的な状況に対して、従来の教科編成では対応できないと考えたからである。 【「生きる力」に必須なコミュニケーション技能の育成】 「生きる力」に必須のコミュニケーション技能とは、いじめられた時に「いや」と言える自己主張(セルフアサーション)や仲間の苦しみに耳を傾けるピア(仲間)カウンセリングや、困難な問題が生じたときに解決するための討論・ディベートなどである。いずれも欧米先進国のいじめ対策プログラムに取り入れられて著しい効果をあげている。これらの技能を、教室で学だけではなく家庭や地域社会との交流を通した実際的な活動を通して育成する。 【期間内に、明らかにしたこと】 上述の目的を達成するために次の研究を行った。 (1)小学校・中学校教諭に研究協力を依頼した。 (2)先行事例を検討して、従来の教科の枠を越えた実践のプランを立てた。 (3)先行事例の検討に基づいて、研究協力者が授業実践等を試みた。 (4)授業実践を観察し、その成果について協議して評価した。 (5)授業実践の評価に基づいて、各実践について報告書を刊行した。
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