研究課題/領域番号 |
10680341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
笠井 琢美 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (70027382)
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研究分担者 |
蓮沼 徹 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (30313406)
武永 康彦 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (20236491)
岩田 茂樹 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (80102028)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 形式言語理論 / 木オートマトン / 機械翻訳 / TAG / 文脈自由木オートマトン / プシュダウンオートマトン / 計算量 / 文脈自由木オート・マトン / プッシュダウンオートマトン / プッシュダウン木オートマトン / プシュダウン木オートマトン / プッシュダウン・木オートマトン |
研究概要 |
本科学研究費補助金による研究の目的は、形式言語理論、学習理論、計算量理論などの計算機科学の基礎理論で得られたいろいろな結果を自然言語処理に応用しようとするものである。得られた成果は次のようにまとめることができる。形式言語理論で研究されてきた文法モデルに、文脈自由木文法というものがある。この文法は、文字列言語としては、インデックス言語と呼ばれる言語のクラスを定義する。しかし、このクラスは多項式時間では処理できないという結果が知られている。我々は、この文脈自由木文法に自然な制限を加え、Spine Grammarと呼ぶ新しい文法を定義した。この文法のクラスは、TAG(Tree Adjoining Grammar)と同じ文字列言語のクラスを定義し、TAGより自然な木言語のクラスを生成する。この結果はTheory of Computing Systems 33に掲載された。また、学習理論として、順序機械が極限同定可能であることを証明した。順序機械は、最も基本的な言語変換機モデルである。この結果は電子情報通信学会論文誌に掲載された。導入したSpine Grammarは生成モデルであり、直接言語処理アルゴリズムには適用することが難しい。そこで、この文法モデルに対応する解析モデルを構成した。このモデルを転送スタック付プッシュダウン・オートマトンと呼ぶ。この結果は電子情報通信学会論文誌に掲載された。研究分担者の岩田は、アルゴリズムの下界を求める研究でいくつかの成果を出した。(Inform.and Comput.に掲載)武永は、ブール関数のOBDD計算量に関し、いくつかの結果を得た。(Discrete Applied Math.とTheoret.Comp.Sci.に掲載)また、蓮沼はグラフアルゴリズムに関するいくつかの結果を得た。(Discrete Applied Math.とJournal of AlgerithmsとInform. Processing Lett.に掲載)
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