研究課題/領域番号 |
10680349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高木 直史 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10171422)
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研究分担者 |
高木 一義 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (70273844)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 算術演算 / ハート・ウェアアルゴリズム / VLSI / ユークリッドノルム計算 / 立方根計算 / べき乗算 / GF(2^m)上の除算 / 剰余除算 / ハードウェアアルゴリズム / ノルム計算 / コンピュータグラフィクス / 符号化 / 復号 / 三角関数計算 / 加算 / 加算木 / 乗算 |
研究概要 |
1.3次元グラフィクス等でしばしば現われる3次元ベクトルのユークリッドノルムの計算のための減算シフト型のハードウェアアルゴリズムを開発し、このアルゴリズムに基づくノルム計算回路のプロトタイプLSIを試作した。 2.コンピュータグラフィクスにおける色相の計算等で現われる立方根計算のための減算シフト型のハードウェアアルゴリズムを開発し、このアルゴリズムに基づく立方根計算回路のプロトタイプLSIを試作した。 3.乗数変形機能を付加して高機能化した乗算器を用いて演算数の逆数や平方根、平方根の逆数等、種々の冪乗の計算を効率よく行うハードウェアアルゴリズムを開発した。 4.高機能演算回路においてしばしば現われる、入力が上位から順に時間差をもって到着する加算を高速に行う、ハードウェア量の少ない並列加算器のためのハードウェアアルゴリズムを開発した。 5.暗号処理等において現れる長ビットの剰余除算に対して、以前から研究を行っていたバイナリ法に基づくハードウェアアルゴリズムに関する研究成果をまとめた。 6.誤り訂正符号や楕円曲線暗号の符号化・暗号化/復号等に現れる有限体GF(2^m)上での除算に対し、バイナリ法に基づくハードウェアアルゴリズムを開発し、このアルゴリズムに基づく回路のプロトタイプLSIを試作した。また、GF(2^m)上での逆数計算に対し、Fermarの定理に基づく高速アルゴリズムを開発した。 7.有限体GF(2^m)上の楕円曲線暗号の暗号化/復号の基本演算である楕円曲線における加算の高速アルゴリズムを開発した。 8.高機能演算回路に不可欠な高速乗算器のレイアウト問題が、グラフの線形配置問題に帰着できることを示し、カット幅最小の配置を求めるアルゴリズムを開発し、その計算量を明らかにした。
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