研究概要 |
2画像のピクセル間の最適マッピングを動的計画法で行う2次元ワープ法に関して検討して,以下の成果を得た. 1.2次元的な単調連続性拘束によりトポロジーを保存する基本的なアルゴリズムと,それを改良した高速アルゴリズムを開発した. 2.高速化のため区分線形近似アルゴリズムを開発した. 3.これらをオフライン文字認識に適用し,基本的な有効性を確認するとともに,問題点を明らかにし,歪み量の事後評価による解決指針を得た. 4.不特定話者音声認識への適用を検討し,フレーム間の連続性を保存する周波数ワープを検討して有効性を確認した. 5.関連して,雑音画像中の軌跡群検出,オンライン文字認識,画像パターンの捜査方式に関して検討した. 以上の成果を,学会誌論文11件,紀要論文4件,国際学会論文5件に発表した.
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